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ノビコト

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休塾理由正直に伝える? 「塾を休みたい」と子供が言い出したら

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塾に通っていると、一度は子供のモチベーションが下がる時期があります。すぐに退塾や転塾を決意する気になれない場合、休塾もひとつの選択肢です。実際、私の勤めていた塾でも、休塾する子供はいました。

 

この記事では休塾のメリットデメリットや注意点などを紹介します。

 

 

休塾のメリットってなに?

休塾のメリットは気持ちを切り替えるきっかけになること、退塾や転塾に向けての踏ん切りがつくことです。

 

勉強にストレスが溜まり、塾を一時的に休みたいと考える子供はいます。その場合、目安はだいたい一カ月です。

 

どの程度の遅れならフォローできるかを考えると、あまり長く休み過ぎないほうがよいでしょう。ただ、子供の置かれた状況はそれぞれ違いますから、親が観察して判断してあげてください。

 

休塾を経て、「退塾や転塾に向けて動き出そう!」と背中を押されるケースもあります。行きたくない塾に無理に通って、成績の上がる子供はなかなかいません。前向きにほかの方法や塾を検討するのがよいでしょう。

 

休塾のデメリットってなに?

休塾のデメリットは、勉強についていけなくなるリスクがあることや、休塾で悪目立ちしかねないことです。

 

勉強が嫌で休塾した場合、内容についていけなくなり、ますます気持ちが遠のいてしまうリスクがあります。可能であれば、家庭でフォローしてあげたいところですが、共働き家庭ではなかなか難しいでしょう。夫婦のうちどちらかが家にいる場合でも、反抗期の子供が親の言うことを聞いて勉強してくれるとは限りません。


加えて、休塾をすると塾内で悪目立ちをしてしまう可能性もあります。これは周りの生徒の性格にもよるので、一概には言えません。休塾をからかいの種にしてきそうな子供がいる場合は、判断に慎重になったほうがよいでしょう。

 

塾に休塾の理由はどのように伝える?

塾に休塾の理由を伝える際に取り繕う必要はありません。「先生との相性が悪い」「授業が面白くないと子供が言っている」等ありのままを伝えてくれればよいです。塾に原因がある場合、正直なところを打ち明けたほうがサービスの改善を期待できます。

 

ただ、そうはいってもやはり、カドが立たないかは気になるものでしょう。そこは塾にもよるため見極めは必要ですが、たいていの塾は保護者から要望を受けることに慣れていますし、落ち着いて話せばちゃんと考えてくれるはずです。

 

真剣に取り合ってくれない塾なら、見限ってしまってよいでしょう。できるだけ正直に理由を伝えてみてください。

 

休塾した生徒の実際のエピソード

プライバシーがあるので多少エピソードに手を加えてありますが、実際の休塾した生徒の例を紹介します。

 

志望校に合格するため戻ってきたA君

小学3年生のA君のクラス担任は、ユーモアがあり面白いけれど、叱るときはしっかり叱るB先生。ある日、A君は授業中のふざけた態度をB先生に注意され、塾に通うのが怖くなってしまいました。一カ月の休塾を申し出て、その後転塾を決意。しかし、転塾先で成績が伸び悩み、小学5年生からまた戻ってくることに。

 

期間を置いたため、もうB先生のことも怖くありません。問題なく通い、志望校に合格しました。

 

休塾を繰り返してやめたCちゃん

小学4年生のCちゃんは勉強があまり好きではありません。塾に通い始めたのも友達が通っている塾だったからです。勉強より遊びが優先。時間に対する感覚が希薄で、親に連絡するのも忘れて遊びに夢中なり、悪気なく塾をさぼってしまいます。でも、塾の個別指導コースで、D先生に勉強を見てもらうのは好きなのでやめたくありません。

 

母親からは何度も「さぼるぐらいならやめなさい」と言われますが、「いやだ行きたい」と主張します。困った母親は塾に「休塾」を申し出ました。

 

一カ月休んで復帰、一カ月休んで復帰を繰り返すこと数回。塾側もドタキャンや度重なる休塾にどう対応すべきかで悩んでいました。塾と何度も話し合いの場を持ち、ついにはCちゃんも退塾を決意しました。

 

休塾は再スタートのための有効な選択肢

A君のように塾に戻ってくるケースもありますし、Cちゃんのように塾を去るケースもあります。どちらに転ぶかはその子次第でしょう。

 

まずは塾を休むに至った理由を率直に塾に伝え、必要であればサービスの改善をお願いしてみてください。

 

いずれにしても、塾に行きたい気持ちがない子供に、通塾を無理強いすることはおすすめしません。成績向上には本人のやる気が欠かせないためです。リスクがあっても一度休んでみるのは有効な選択だといえます。

 

 

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