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ノビコト

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楽しい受験勉強のコツ! モチベーションを維持するための方法

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受験勉強においてモチベーションを維持するのは大変です。長きにわたる受験勉強に楽しく取り組むためにはどんな工夫が必要なのでしょうか。この記事では元塾講師の立場から、モチベーションを保ちながら楽しく受験勉強する方法を紹介します。

 

 

宿題は後回しでよい? 家庭学習が難しければ自習室で復習を

「家で勉強をする」ことを難しく思っている子供はたくさんいます。その場合は塾の授業後、自習室で一時間から二時間居残り学習をする習慣をつけましょう。夕飯は弁当持参にするか家に帰ってから食べます。


自習室では「その日、塾の授業で扱った内容の復習」を最優先でやるとよいです。宿題から取り掛かる子供も多いですが、宿題は後回しにすることをおすすめします。

 

なぜなら、たいていの子供は、「宿題は提出日までにやらなければならない」とわかっているからです。提出日が近づけば「家では集中できなくて」とも言っていられなくなります。しかし、復習はそうではありません。宿題の後回しにされそのまま手つかずというケースが、塾の生徒を見ていても多かったです。

 

中学受験の基本は、授業進度に合わせて徹底的にミスを潰していくサイクルを確立することにあります。合格を勝ち取るための一番の近道です。


もちろん、一、二時間でできる範囲は限られていますから、授業のない日も自習室に通う習慣をつけるのが理想ではあります。ただ、通塾時間だけでタイムロスになるケースも多いでしょうし、本人のキャパシティの問題もあります。4,5年生のうちは本人が希望するのでなければ、授業のある日だけの居残りでOKです。


家庭学習に比べて自習室で学習するメリットはたくさんあります。勉強に特化した環境なので集中できる、すぐに質問にいける、類題の載った問題集を紹介してもらえるなどです。友達と一緒だから前向きな気持ちで臨めるという意見もよく聞きました。

 

努力の積み重ねを「レベルアップ表」で可視化しよう

勉強のやりがいはときに成果を実感できるかどうかで決まります。そのため、「努力が報われた」と実感したいあまり、実力試しと称して得意な単元ばかりをやる子供がよくいます。時間だけを浪費し、ぜんぜん実力アップにつながらないケースです。

 

しかし、そういう子供に対して頭ごなしに「やめなさい!」と注意するのはあまり効果的ではありません。本人たちにとっては、やりたくない勉強を積極的にやるための、ひとつの戦略だからです。タイムロスしている子供たちの行動を改めさせるには、地道な積み重ねを面倒がらずに済むような別の方法を提示する必要があります。


そのひとつの方法が努力の可視化です。どのぐらい実力がついたか、ひと目でわかる「レベルアップ表」を作成しましょう。レベルアップ表は、ミスをいくつ克服できたを記入する表です。「一度は間違えたけれど、その後、復習して自力で解けるようになった問題数」を正の字で控えていきます。

 

日にち別に記入していき、週単位で合計を記入。「今週はこれだけミスを克服できたね」と親子で確認してみてください。子供の学習状況を把握する上でも役に立ちます。

 

競い合えるライバルを作る。一緒に小テストを

優秀なクラスに所属する子供ほど、「前向きなライバル意識」を持つ傾向にあります。私の勤めていた塾のトップクラスに属する子供たちも「ぜったい〇〇ちゃんには負けない」とお互いに闘志を燃やしあっていました。

 

自習室の時間が重なったり、授業前にライバルと二人そろって早めに来たりできるのであれば、先生にお願いして小テストをやらせてもらってはどうでしょうか。私も、よく塾で子供たちに頼まれて、自習室の居残り時にやる小テストを用意していました。よい競い合いの材料になったようです。「今回は私の勝ち」「次は負けない」と熱い戦いを繰り広げていました。

 

内容は、その日の授業で出来の悪かったところをです。授業後、ピンポイントで復習する流れを作れたため、成績向上に大きく貢献しました。

 

勉強から「やらなければならない」という後ろ向きな気持ちを取り除く

義務感だけで勉強を進めるのは誰にとっても苦痛です。「勉強したいからする」と本人が思える環境を作れるよう、サポートしてあげてみてください。

 

そのためには、勉強に集中できる場所、努力を可視化できるツール、切磋琢磨できるライバルが大切です。親だけでサポートするのは難しいので、塾と連携することをおすすめします。

 

やる気がなくなったときに受験自体を考え直すかどうかについての記事はこちらです。

【中学受験をやめたい!】やめるかどうかの決断。子供のやる気がなくなってしまったら

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