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ノビコト

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塾講師に質問したい! 塾で質問をする際の注意点ってなに?

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わからない問題があったとき、先生に質問に行く姿勢は大切です。成績のよい子供はわからない問題を一問一問確実に潰していきます。「まあ、いいか」と後回しにしていると、あっという間に成績は落ちていってしまうものです。

 

この記事では、元塾講師の目線で、塾の先生に質問に行く際のポイントや注意点を紹介します。

 

 

塾講師が質問をされて困るタイミングっていつ?

いつ質問に行ったらよいかと迷う子もいることでしょう。私の勤めていた塾には集団授業と個別指導がありました。以下、それぞれのケースで紹介します。

 

一対一の個別指導の場合、質問は授業中に

一対一の個別指導は、授業中に質問に対応することが可能です。家庭学習でわからない問題があったなら授業開始時に先生へその旨を伝えましょう。授業後の質問は、授業内容についての質問だけに留めたほうがよいです。

 

以下は、かつて勤めていた塾で実際にあった話です。

 

ある非常勤の先生から「Aちゃんの質問で困っていて」と相談されました。

 

Aちゃんは小学三年生です。授業が終わると必ず大量の質問をしてきます。家庭で勉強した内容に関する質問は、授業内で消化するのが個別指導の原則です。

 

しかし、Aちゃんは何度言っても、授業後にしか質問をしてくれません。授業冒頭に「なにか質問は?」と尋ねてもその時点では「ない」と答えます。授業後になると急に「やっぱり今から質問!」と言い出すのだそうです。

 

授業後、だいたい一時間ぐらいかけて全質問に答えます。そうすると、一時間半の指導料金で二時間半の労働です。非常勤の先生は授業時間しか給料が出ないため、一時間分は完全にサービス残業。保護者が迎えに来る時間も、あらかじめ質問時間を計算に入れているとのことでした。

 

「個別の先生への質問は授業時間内にしてもらいたいです。もしくは、我々常勤講師に質問していただければ」と塾長から家庭に電話をしてもらいましたが、その保護者は「そんなに融通がきかない塾ならこちらからやめる!」と怒って退塾を決めてしまいました。

 

ただし、個別指導の生徒が授業以外で質問をしてはいけないという話ではありません。

 

たとえば、自習室で勉強していてわからない質問があれば、手が空いている常勤の先生にどんどん質問してください。誰が常勤かがわかりにくい場合は、保護者から「授業時間外に質問をしたいのですが、常勤の先生ってどなたですか」と聞いてみることをおすすめします。

 

集団授業の場合は臨機応変に

集団授業の場合は個別指導と違い、授業中だけで生徒からの質問に十分答えることはできません。そのため、授業前でも授業後でも質問は受け付けます。

 

ただし、質問をしたい先生にあらかじめ「どのタイミングで質問するのがよい?」と声をかけておいたほうが無難です。なぜなら、授業前は授業準備で、授業後は次の授業でバタバタすることがあります。

 

もし、質問をして「今は無理」と断られたのであれば、「じゃあ、今質問してもよい先生は誰かほかにいますか」と食い下がって別の先生を紹介してもらいましょう。質問への対応がずさんな塾はよい塾とは言えません。ちゃんと対応してくれる塾に変えたほうがよいです。

 

質問する際に気をつけておきたいこと

質問をする際に気をつけておきたいことは以下のとおりです。

 

「質問がどこだったかわからない」はNG

よくあるのが質問に来た生徒が、肝心の質問がどこだったかを忘れてしまうケースです。「こんな問題だったんだけど先生わかる?」と推理するところから始まる場合も少なくありません。ぜひ付箋を貼って、ひと目でわかるようにしておいてください。

 

質問を溜め込み過ぎ

質問を溜め込み過ぎないようにしましょう。たくさん質問をしてくれる熱意は嬉しいですが、一気に教えてもなかなか吸収できないものです。その都度わからない問題はどこか聞くようにしてください。

 

質問についての解説をノートにとらない

質問について具体的に解説しても、ちゃんとノートをとらない子もたまにいます。また、ノートに書いて理解した気になり、自分で考えない子もいます。どちらも次に解くときには、同じミスを繰り返してしまいがちです。質問したからにはノートをとり、自力で解ける段階まで仕上げるようにしましょう。

 

わからない問題はその都度質問し、ノートにまとめよう

質問があるときに遠慮する必要はありません。仮に担当の先生に時間がなくても、手が空いている他の先生に教えてもらえばよいのです。

 

ただし、質問はすぐ聞けるよう付箋を貼って準備しておきましょう。解説は必ずノートに控えるようにして、家や自習室でやり直してみてください。一対一の個別指導の場合は授業の冒頭で質問がある旨を伝えるとよいでしょう。

 

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