わが家では毎年何株かミニトマトを育てています。市販していない品種が食べられて子供たちも大喜びです。
さて、五月になると、ミニトマトの根元の枝分かれ部分が太くなってきますよね。私も慣れない頃は、なにも考えずそのまま育てていました。
この記事では、ミニトマトの根元の枝分かれ部分を切り落としたほうがよい場合と、切り落とさなくてよい場合についてまとめました。
なお、ミニトマトについては以下の記事も書いていますのでぜひ参考にしてください。
- ミニトマトの根元の枝分かれってどんなかんじ?
- 買った苗は接木苗・実生苗?違いや見分け方は
- 台芽を伸ばすと穂木の栄養をとってしまう
- 実生苗の根元が枝分かれしたら、二本仕立てにするのもアリ
- 接木苗なら根元の枝分かれは即切ろう。実生苗ならそのままでも
ミニトマトの根元の枝分かれってどんなかんじ?
こちらの写真を見てください。
わが家のミニトマトの根元が枝分かれした様子です。
切るのを忘れていてけっこう太く育ってしまいました。こうなると手でポキッとするのは難しいです。仕方なくハサミを使って切り落としました。なるべく早めに除いたほうがダメージも少ないです。
こちらの株も根元が枝分かれしています。切り落としました。
買った苗は接木苗・実生苗?違いや見分け方は
接木苗(つぎきなえ)という言葉を知っていますか。丈夫な苗にするために、別の種類の苗に接ぎ木して販売している商品を指します。接木苗かどうかは、苗に記載されていないので、知らないまま買っている人も多いのではないでしょうか。
かく言う私も、接木苗の存在自体は知っていたけれど、自分の購入している苗に、接木苗が含まれていることに、最近まで気づいていませんでした。
買った苗の枝の根元をプラスチックで固定している商品があります。そうした商品は間違いなく接木苗です。
接木苗のミニトマトはだいたい価格が高めで、200円台後半以上するケースが多いでしょう。逆に、接木苗ではない苗は実生苗(みしょうなえ)で百円程度の安い価格で買えます。
よく行くホームセンターにも、入口に「実生苗」とポップをつけた安い苗を置いていて、高い苗とは区別して展開されています。
では、高い苗はすべて接木苗かというとそうではなく、実生苗でもミニトマトのブランドによっては高い価格がついているため、注意が必要です。
台芽を伸ばすと穂木の栄養をとってしまう
接木苗の台木(接木した土台の苗)から出てくる部分を「台芽」といいます。台芽を伸ばすと、本体の苗の栄養をとっていってしまいます。早いうちに切り落としてしまうのがよいでしょう。
なお、接木苗では土台にしている下の部分を台木(だいぎ)、台木に接いで育てたい部分を穂木(ほぎ)といいます。
実生苗の根元が枝分かれしたら、二本仕立てにするのもアリ
実生苗で根元が枝分かれしている場合は、そのまま伸ばしてもよいです。二本仕立てといって、主枝ともう一本の枝の二本を育てます。うまく育てられれば収穫量はアップです。
二本仕立ての場合は葉が混みあわないように上手に支柱を使ってあげる必要があります。棒状の支柱を使用しようと考えているなら、支柱は二本使うようにしましょう。それぞれの枝をそれぞれの支柱で紐で緩く固定します。葉がすっきりして風通しがよくなり、病気や虫の予防になります。
接木苗なら根元の枝分かれは即切ろう。実生苗ならそのままでも
ミニトマトの根元が枝分かれした場合の対処は、接木苗であればカット。実生苗であればそのまま二本仕立てにするのもありです。自分の育てている苗が、接木苗か実生苗かわからなければ、お店の人に聞いてみるのもよいでしょう。もしくは、よく根元近くを見ると、接木の跡が確認できるかもしれません。
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