ある日、子供と育てていた大豆に大量のカメムシの仲間が湧きました。おそらくマルカメムシです。枝豆が実り始めたタイミングを狙ってその数、なんと数十匹。
十の位に入る数字については考えたくないレベルです。四捨五入したら百なのは間違いありません。「おびただしい」という日本語の意味を噛み締めるに至りました。
この記事では、カメムシ類を駆除するにあたり、効果があった対策および効果がなかった対策の両方を紹介します。途中、マルカメムシを倒した写真があるので、苦手な方は注意してください。
突然のカメムシ大量発生
そもそも、なぜわが家で大豆を育てることになったかというと、子供がどういう経緯か、学校で一粒もらってきたためです。持ち帰ってきた子供は「これで納豆を作る」と高らかに宣言しました。自家製発酵食品。遠大な計画です。
さて、プランター栽培はいろいろ試してきたけれど、大豆は初めて。とりあえず野菜用の土が余っていたので丸いプランターのど真ん中に一粒、植えてみました。順調に発芽し、あっという間に成長。
「へ~、大豆って意外と簡単なんだな」と油断した頃合いに事件は起きました。そう、マルカメムシ大発生です。最初、遠目になにかの斑点かと思いましたが、斑点は動きません。そのおびただしい数に血の気が引きました。
濃いコーヒーでのスプレーはイマイチ
「カメムシ類には濃いコーヒーをスプレーで吹きかけるとよい」と知り試しましたが、効果があるのは吹きかけた瞬間だけです。しかも、コーヒー効果というより水圧でしぶしぶ離れるという印象。ほとんど力技の域です。
中には、コーヒーにおぼれて死ぬマルカメムシもいましたが、けっきょく大半の虫はしばらくするとまた戻ってきてしまいます。三日間続けましたが、意味はありませんでした。
手で一匹ずつ駆除してみるもキリがない
やむを得ずティッシュで一匹ずつ摘んでいったのですが、これも駆除した先から、どこからともなく新しいマルカメムシがワサワサとやって来るため、キリがありません。おそるべし無限マルカメムシ。
カメムシ類に効くスプレータイプの農薬を使用。驚きの効果
これはもう農薬に頼るしかないと早々に判断し、野菜に使えるカメムシ類に効くスプレーを購入しました。こちらです。大豆の場合は、収穫七日前まで使えます。
使用前はすべての葉にマルカメムシがびっしりいました。下の写真が使用後です。
びっくりするほど効果的で、一気に減りました。なにせ写真を撮る気になれないほどウジャウジャいたのです。葉の上にマルカメムシの姿がいくつかありますが、いずれも死んでいます。コーヒーなんて足元にも及びません。それでも、完全にゼロにはならず二三匹は残ったわけですが(後日いなくなりました)。
マルカメムシはかなりしつこいので、湧いたら早めに使ったほうがよいです。マルカメムシが湧いたせいで、枝豆は汁を吸われて茶色の斑点ができてしまいました。スプレーを使ったあとにできた枝豆はきれいなままです。味にも影響するらしいので早めの対策をおすすめします。
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