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ノビコト

教育ライター 兼 双子母 が子供に関するあらゆる情報を発信

受験生にとってベストな寝る時間って何時? 睡眠時間を考える

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受験計画において睡眠時間の確保は大前提です。疲れた状態で勉強しても効率は上がりません。しかし、そうはいっても、宿題を片付けて更に予習復習をして、となると予定していた時間に眠れないことも多いでしょう。

 

実際、私の勤めていた塾でも、寝不足から「ちょっとの間だけ」と自習室で仮眠をとる生徒がたくさんいました。どれぐらいの睡眠時間が、中学受験に臨む上で適当なのでしょうか。

 

 

小学六年生の睡眠時間はどのぐらい?

塾での居眠りは学年が上がるごとに顕著になります。やることが多すぎて寝不足になり、授業中起きていられないのです。総務省の平成28年社会生活基本調査によると、10~14歳の平均睡眠時間は506分、つまり8時間26分という数字が出ています。

 

しかし中学受験を目指す小学六年生がこの睡眠時間を確保するのはとても困難でしょう。

 

実際には23時就寝6時起き、最低7時間のラインをキープできればよしとすべきです。もっとも睡眠のリズムは人によって差があります。あくまでひとつのモデルケースです。

 

睡眠時間を確保しなければならない理由

なぜ睡眠時間を確保せねばならないのでしょうか。もちろん授業中寝てしまえば効率が悪くなるというのもあります。しかし目に見える問題だけではありません。

 

睡眠は成長ホルモンの分泌に欠かせない

睡眠が大切な理由のひとつに成長ホルモンの分泌が挙げられます。成長ホルモンと聞くと、ただ単に背を伸ばすホルモンだと思い込みがちですが、それだけではありません。美容、壊れた細胞組織の修復、疲労回復の効果など、多くの利点があるそうです。

 

とくに疲労回復は大切なポイントでしょう。毎日覚えることがいっぱいの受験生ですから、すっきり頭を切り替えて翌日を迎えたいものです。

 

記憶を処理する海馬の発達

東北大学加齢医学研究所は2012年『健常小児における海馬体積と睡眠時間の相関』というタイトルの研究結果を発表しています。5歳から8歳の健康な子供たちを対象にしたもので、平日の睡眠時間と海馬の体積の関係性について以下の指摘をしました。

 

「睡眠時間が足りている子供は睡眠時間をとっていない子供より海馬の体積が大きい」。

 

海馬は記憶を処理する上で大切な領域ですから、睡眠は脳の健康的な発達に欠かせないと言えるでしょう。

 

睡眠時間を確保できない場合どうしたらよいのか

いよいよ受験日が近づいてくると、追いこみで日が変わるまで勉強するケースも少なくありません。睡眠時間を減らすと疲労が蓄積し、下手をしたら受験当日に体調を崩す可能性もあります。その場合これまでの努力が水の泡です。

 

まずは日が変わる前に就寝できる生活を心がけてください。しかしどうしてもそれが難しい場合、せめて睡眠の質を上げる工夫をしましょう。

 

良質な睡眠を妨げるブルーライトを見ない

寝る前にスマートフォンやパソコンを触る人は多いです。しかし、ブルーライトを見ることで、睡眠ホルモン『メラトニン』の分泌が抑えられてしまいます。なるべく避けるようにしましょう。

 

利尿作用のあるカフェインを摂らない

刺激という点でカフェインの摂取もやめたほうがよいでしょう。眠れなくなるだけでなく利尿作用によって、途中でトイレに立つことになります。

 

誰かと一緒に眠るのをやめる

親と一緒だとどうしても眠りが浅くなるため、可能であれば一人で眠るようにしましょう。親と同室で眠る文化の影響か、アジア圏はそもそも睡眠時間が短い傾向にあります。

 

睡眠時間は受験合格のカギになる

効率的に勉強できるかどうかが勝負を決める中学受験の世界において、睡眠時間は重要な要素です。目に見えない疲労は確実に溜まっていきます。

 

大きく睡眠を削らないとノルマをこなせないようであれば、塾や家庭教師と連携しスケジュールを組み直してください。本人がパフォーマンスを落とさないでいられるよう、工夫することをおすすめします。

 

なお、タイムロスを防ぐためには、スケジュールを組むのが上手い塾で、なるべく効率的に勉強することが大切です。

 

塾選びについては、以下の記事もぜひ参考にしてください。

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