ノビコト

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【北斗七星・春の大三角形】代表的な春の星座は? 名前・見つけ方とは

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塾講師時代、理科の天文分野が苦手な子供はたくさんいました。たしかに、覚えなければならないポイントはたくさんあります。

 

この記事は、中学受験によく出る春の星座についてまとめたものです。名前や見つけ方、覚え方に加え、各星座にまつわるギリシャ神話を紹介します。四季の星座の語呂合わせ記事のリンクも貼っていますので、ご参考にしてください。

 

 

北斗七星から探す春の大三角形の覚え方

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春・秋・冬には大三角形と呼ばれる星の連なりがあります。季節ごとの大三角形は頻出ポイントなのでぜひ覚えてください。

 

うしかい座のアルクトゥルス(アークトゥルス)、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラを結ぶと、春の大三角形ができます。

 

オレンジ色に輝くアルクトゥルスと青白いスピカはともに1等星で、昔から「夫婦星」と言われてきました。大三角をなすもうひとつの星、デネボラは2等星です。

 

デネボラ以外にも、しし座には明るい星があります。心臓の位置にある1等星レグルスです。それから北斗七星で有名なおおぐま座と、北極星を含むこぐま座も覚えておきましょう。

 

春の大三角形をなす星座の語呂合わせについてはこちらの記事で紹介しています。

www.nobikoto.comここでは、四季の星座の語呂合わせのうち、春の星座のみ上の記事から引用します。ほかの季節の語呂合わせも気になる方は、上の記事もあわせて読んでみてください。

 

春の大三角形をなす星座の語呂合わせ
「うし(うしかい座)さん、しし(しし座)おど(おとめ座)しにびっくり」

 

春の大三角形をなす星の語呂合わせ
「春で(デネボラ)、す(スピカ)よ、アク(アルクトゥルス)ション起こそう」

ギリシャ神話を入り口に春の星座を覚えよう!

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以下は、春の星座にまつわる面白いギリシャ神話です。諸説あるものはそのうちのひとつを選びました。

 

正体不明のうしかい座! うしかい=アトラス説も

実はうしかい座は誰をモデルにした星座なのか、明らかになっていません。この記事では「うしかいの正体はアトラスだったのではないか」説を採用して紹介します。


巨人族のアトラスは、ゼウスたちオリンポスの神々と戦争をし、結果的に敗北しました。ゼウスはアトラスに罰として、天を担ぐことを命じます。さすがゼウス、大神だけあって罰のスケールが違います。


とはいえ、「担げ」と言われれば、担げてしまうのがアトラスです。命じられるがまま、律儀に毎日天を担ぎ続けていたある日、アトラスのもとに、旅装のペルセウスが現れました。ペルセウスは魔女メドゥーサを倒すために旅をしていると話します。

 

アトラスはそれを聞いてペルセウスに提案しました。

 

「あなたがお探しのメドゥーサの居場所を教えましょう。その代わりにメドゥーサを討ち取った折には、その首を見せていただけませんか」。

 

お土産のリクエストに「生首」を求めるアトラスのセンス。しかし、そこは大物ペルセウス、細かいことは気にしない主義らしく、「ちょっと持ち運びに適さないよ」とか「やだよ、匂う」とかケチなことは言いません。「いいよ」とふたつ返事で快諾し、約束どおりメドゥーサの首を持ち帰りました。

 

それにしても、メドゥーサの生首なんて気味の悪いお土産、なにに使うのでしょうか。実は、メドゥーサには石化の力がありました。アトラスは力持ちですが、生身で天を担ぎ続けるのは大変です。かくしてアトラスは自ら望んで石となります。石になれば天を担ぐのも容易というわけです。

 

さらわれたおとめ座。恋の暴走列車冥界の王ハデス

冥界の王ハデスは、あるとき乙女ペルセフォネに心奪われてしまいます。可憐な乙女の魅力を前に、恋の暴走列車と化したはた迷惑な冥界の王。あろうことか無理やり乙女を冥界へとさらいました。

 

ギリシャ神話に出てくる登場人物は、総じて人権意識が希薄です(そもそも人じゃないから)。


しかし、大神ゼウスは、冥界の王ハデスの狼藉に怒りました。「そんな暴挙が許されてたまるか!」。

 

おっ、ゼウスは意外と人道的なのかと思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。この手の「暴挙」については、むしろぶっちぎりの実績を誇り、美女および美男子を山ほどかどわかしている大神、すがすがしいまでに自らの過去は棚上げです。


大神ゼウスは乙女ペルセフォネを帰すよう、冥界の王ハデスの説得に当たり、ハデスも渋々承諾します。しかし、ことは上手く運びませんでした。実は冥界の王ハデスは、こっそりとペルセフォネに冥界のザクロを食べさせていたのです。王を名乗りながらやることがせこい。


冥界の食べ物を一度口にしてしまえば、冥界で暮らさざるを得なくなる掟(おきて)です。かくして4つのザクロを食べたペルセフォネは、1年の3分の1の間、冥界から出られない運命となりました。

 

しし座。ヘラクレスに討ち取られた挙句、天に

ネメアの森の人食いライオンは、山よりも大きな怪物です。しかし、勇者ヘラクレスの手により討ち取られ、皮を剥がれました。メドゥーサ退治の成功といい、ヘラクレスはなぜそんなにも卓越した力を持っているのでしょう。

 

実はヘラクレスは例によって例のごとく大神ゼウスが浮気し、その結果できた子供なのです。大神ゼウスは我が子ヘラクレスの勝利をたたえ、ライオンを天へと上げます。これがしし座の由来です。

 

おおぐま座、こぐま座。大神ゼウスのせいであわや親子の殺し合いに

月の女神アルテミスに仕えるカリストは、大変美しい女性でした。心惹かれた大神ゼウスはアルテミスに姿を変え、カリストへと近づきます。

 

ギリシャ神話を読んでいると遠い目をして「いったいゼウス、何回目?」と呟きたくなるものです。毎度おなじみ、変身で相手をだまして、速攻で手を出すやり口……。控えめに言っても「最低最悪。極悪非道の常習犯」ですが、そこはさすが大神、神だけに人道に悖(もと)ろうが痛くも痒くもありません。


やがてカリストはゼウスとの間に子を宿し、生まれた男児はアルカスと名づけられました。怒ったのはゼウスの妻ヘラです。毎回だいたい怒り狂うはめになる妻のヘラです。そりゃそうです。毎度毎度妻を疎かにする大神ゼウスが悪い。ヘラももうそろそろゼウスを見限ったらどうなのか。

 

ヘラは憤りのままにカリストに詰め寄り、その姿を大きな熊へと変えてしまいました。「ヘラ、怒る相手はゼウスにしておいたほうがいい。諸悪の根源はあなたの夫だ」とは誰しも思うところです。


歳月がたち、青年となったアルカスは森で狩りをしていました。その目前に、熊となった母カリストが現れます。目前の熊の正体が実の母とは知らないアルカスは、とっさに矢を構えました。焦ったのは大神ゼウスです。

 

さすがの大神ゼウスも、自分の(非人道的なふるまいの)せいで母子間の殺し合いが行われるのを恐れました。すぐさま大神ゼウスは、カリストとアルカスを天へ上げます。

 

かくしてカリストはおおぐま座、アルカスはこぐま座となったのです。ちなみに、おおぐま座、こぐま座には後日談があります。大神ゼウスの妻ヘラは、カリストとアルカスへの怒りが一向に収まりませんでした。ヘラは、海の支配者に「カリストとアルカスの二人を決して休ませないで」と注文をつけます。

 

そのため、おおぐま座、こぐま座がけっして沈まない星座となったのです。

 

春の星座はなじみが薄いけれど、面白い神話がいっぱい

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夏の星座、冬の星座は都会であっても見つけられます。その点、春の星座となると、少し見つけづらくなじみが薄いですよね。

 

春の星座のギリシャ神話には、いかにもギリシャ神話らしい理不尽さ、面白さがあふれています。物語を通して覚えると、なんとなく印象に残りませんか? ぜひこの記事を参考に春の星座を覚えてもらえれば幸いです。

 

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