2022年は12月22日が冬至です。冬至とは一年で昼が一番短くなる日で、ゆず湯に入る風習でも知られています。せっかくならこの日は、冬至らしいものを味わいたいところ。この記事では、子供と一緒に作れる簡単レシピを紹介します。
冬至とは
一年のなかで、太陽が最も低い位置にある日です。つまり、日照時間が一番短い日でもあります。二十四節季という一年を二十四等分する古い暦に基づいて決められていて、冬至はその年によって「12月21日か22日のどちらか」になります。冬至から日照時間が長くなっていくことを受けて、この日から運気が上がっていくと考えられています。
冬至にはなにを食べるの?「ん」のつく食べ物は縁起がよい
冬至には「ん」がつく食べ物を食べると縁起がよいとされています。一例としては、こんにゃく、れんこん、きんかん、にんじん、かんてん、うどんなどです。冬至にはよく「かぼちゃを食べるとよい」とも言われます。これはかぼちゃの別名が「南瓜(なんきん)」であるためです。
また、小豆も縁起がよいとされています。これは小豆の赤い色に邪気払いの力があるとされるためです。
冬至粥こと小豆粥を作ってみよう
鍋のみ・鍋と炊飯器のレシピをそれぞれ紹介します。
基本の小豆粥レシピ
材料(四人前)
乾燥小豆…80g
米…1合
塩…小さじ3分の1
ゴマ塩
準備
米は洗って水を切っておきます。乾燥小豆も軽く洗って水を切っておきます。
作り方
①乾燥小豆をたっぷりのお湯(1リットル)でひと煮立ちさせて、お湯を捨てる。
②乾燥小豆を1と同じぐらいの量の水(1リットル)に入れて25分ゆでる。
③小豆とゆで汁を分ける。
④ゆで汁と水を足して6カップにして、その中に米を入れて火にかける。
⑥沸騰したら小豆を入れて、ふたをずらして20分ほど炊く。
⑦塩を入れて味を調整し、ゴマ塩をかけて完成。
炊飯器の場合。時短小豆粥レシピ
材料
基本の小豆粥と同じ
作り方
①~③までは上記の基本のレシピと同じ
④米一合を入れる。おかゆ一合のところまでゆで汁と、足りない分は水を入れる。小豆を入れてからおかゆモードで炊く。
➄ゴマ塩を入れて完成。
子供も食べやすい簡単かぼちゃ豆乳粥
かぼちゃも冬至定番の食べ物です。豆乳粥にするとおいしく食べられます。生米ではなくごはんを使っているので、すぐにできるレシピです。
材料(二人前)
かぼちゃ 150g
ごはん 150g
無調整豆乳 カップ2
はちみつ 小さじ1(砂糖でも可)
作り方
①かぼちゃをレンジでチンして柔らかくする。
②材料を全部お鍋に入れてブレンダーにかける。ミキサーでも可。
③火にかけて混ぜて完成。
これなら離乳食にもぴったりですね。ただし、一歳児未満の子供に食べさせる場合、ハチミツは危ないので使わないでください。
小豆粥が四人前、かぼちゃ豆乳粥が二人前のレシピです。わが家では、この分量で一度に両方を作りました。二種類を四人で分けたのですが、きれいに食べきれる量でしたよ。お粥は味が淡泊なので、二種類あると楽しく食べられておすすめです。
子供と料理。冬至をよい思い出に
年末年始はクリスマスや忘年会、お正月と、ごちそうを食べる機会も多く、胃が疲れやすくなります。仕事や大掃除でバタバタと休まらない時期でもあるでしょう。ここは、冬至ならではのお粥を味わい胃を休め、ゆず湯でリラックスしてみてはどうでしょうか。なお、子供でも作れる簡単なレシピなので、ぜひ一緒に料理しながら、冬至の意味を教えてあげてみてください。料理のスキルアップはもちろん、理科の勉強にもなります。
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