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赤ちゃんの味覚って後天的なもの? 同じメニューを食べ続けた双子はどうなったのか

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自治体の健診で、離乳食についてアドバイスを受けた人は多いのではないでしょうか。

筆者の住んでいる自治体の健診でもプリントが配られ、味覚の発達の仕組みや、赤ちゃんの苦手な味、離乳食の進め方などを説明されました。この記事では双子育児での経験を踏まえて、赤ちゃんの味覚について紹介します。

 

 

味覚ってどうやって発達するの

一般的に赤ちゃんの味覚は生後6カ月から発達し始めるといいます。ちょうど離乳食がスタートする時期です。だいたいの味覚ができあがるのが10歳頃で、そのあとも発達していきます。

 

多くの赤ちゃんはすっぱいものや苦いものが苦手です。離乳食を始めると、「トマトだけはなんだか嫌がる」とか「果物好きでもみかんは拒否」「ピーマンなんて完全無視」とけんもほろろに突き放され、頭を抱えることもあるでしょう。

 

酸味や苦みを拒むのは、腐ってるものを誤って食べないように、赤ちゃんに生まれつき組み込まれている感覚なのだそうです。

 

なので、わが子に好き嫌いが多いように感じても、あせることはありません。実際、筆者の子供たちもそれぞれ酸味を拒否する時期がありました。

 

味覚は後天的なもの? それなら好き嫌いは親のせい?

健診時には、「離乳食はなるべくいろんな味を食べさせるほうがよい。そのほうが味覚が発達するから」と言われました。好き嫌いの少ない子供にするためには、いろんな味を経験させたほうがよいとのことです。

 

では、子供の偏食は親のせいなのでしょうか。

 

もちろん、「親が偏った食事をさせていて、結果として偏った嗜好を持つ」といったケースがないわけではありません。

 

しかし、筆者の周囲では、親がさまざまな工夫をして「なんとか子供に食べてもらおう」と働きかけているにも関わらず、子供は拒否し続けているというケースが少なからずあります。

 

「好き嫌いは親のせい」とは限らないのです。

 

双子を育てていても、好き嫌いは異なる

うちの二卵性男女双子は現在3歳7か月ですが、好き嫌いはほぼありません。

 

しかし、初めから上手くいったわけではありません。酸味を拒否したり、野菜全般を嫌がったりする時期が、それぞれにありました。

 

特に息子は、とつぜん野菜にはほぼ手をつけなくなる期間があり、苦労した覚えがあります。できるだけ食べやすくして出しているうちになんとか収束しました。

 

もし味覚が完全に後天的な要素にだけ左右されるのであれば、常に同じメニューを同じ量だけ提供されてきた双子は、似通った味覚の持ち主になるはずです。

 

しかし、息子は「肉とタンパク質と甘いもの」が好きで、娘は「野菜と甘いもの」が好き。甘いもの好きだけは共通していますが、息子と娘の食べるおかずの順番はだいたい真逆です。

 

全く同じものを同じタイミングで食べさせても、こうも違うのかと思いました。

ちなみに、子供に野菜を食べさせるために試行錯誤したレシピは、こちらの記事で一部紹介しています。

「ピーマンきらい!」幼児の野菜嫌いをなんとかするための3ステップ 

 

子供が味覚は親の影響だけではない

子供の味覚は、親の用意する食事の影響だけで決まるものではありません。

 

子育てをしていて、食事はストレスの溜まりやすい部分です。

 

「どうしたら食べてくれるだろう」と悩みながら時間をかけて作っても、食べてもらえるかは別問題。まったく手をつけてもらえないと、さすがに泣きたくなるものです。

 

あまりに子供の偏食がひどい場合は、自治体の保健師さんに連絡してみてください。アドバイスがもらえるはずです。

 

ただし、保健師さんも人間ですから、いろんなタイプの人がいます。相性の合う合わないがあるのは否めないところです。もし合わない人に当たったときには、ほかの相談先を頼ってみましょう。ぜひ、以下の記事を参考にしてみてください。

子育てに関する悩みを相談できる窓口はどこ? ノイローゼになる前に - ノビコト

 

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