わが家の双子は一年半ほどこどもちゃれんじを続けています。私自身も子供の頃、こどもちゃれんじをやっていました。この記事では、一年半続けて見えてきた、こどもちゃれんじのメリットとデメリットを紹介します。
こどもちゃれんじってどんな教材?
「しまじろう」のキャラクターで有名な教材です。毎月月末近くになると翌月分の教材が自宅まで送られてきます。内容は、子供の興味関心や発達に合わせた、映像教材や冊子・知育玩具などです。
こどもちゃれんじのメリットはどんなところ
こどもちゃれんじのメリットを教材ごとに見ていくと以下のとおりです。
隔月で送られてくる知育玩具のクオリティの高さ
わが家がこどもちゃれんじで一番のメリットだと感じるのは、隔月で送られてくる手の込んだ知育玩具の存在です。
たとえば、わが家の双子のお気に入りのひらがなパソコン。ひらがなやカタカナをどう子供に教えればよいのか、親は悩みがちです。お風呂にポスターを貼って覚えさせようとしても、飽き性な幼児相手に毎日続けるのは難しいもの。わが家も例外ではなく、あっという間に飽きてしまいました。
その点、ひらがなパソコンはさまざまなアプローチができて楽しいです。文字を押すとしまじろうの声で読み上げてくれたり、連動のカードを差すとさまざまな質問を向けてくれたりする仕様になっています。
実は、いとこのお下がりの古いひらがなパソコンも持っているのですが、現バージョンはかなりブラッシュアップされている印象です。積み重ねてきた歴史によってカリキュラムや仕様がブラッシュアップされているのは、こどもちゃれんじの魅力でしょう。
次に届く予定の4月号では、文字を「書く」タイプの知育玩具「ひらがななぞりん」が届くらしく、子供たちが到着の日を待ちわびています。
指先を刺激する「キッズワーク」の有難み
キッズワークも重宝しています。切ったり貼ったりと、発達において重要な、幼児の手先を刺激する要素が満載です。
実はわが家では、息子が少し前に発達性協調運動障害を指摘されたため、手を使う遊びを積極的に取り入れるようにしています。この教材は、線を引いたり、数を学んだり、ひらがなのシールを貼ったりするためうってつけです。
3歳で発達障害が判明したときの記事はこちら
【3歳で診断】軽度の自閉症スペクトラム(ASD)・ADHD・DCDの特徴
もちろん、発達に問題がない子供にとっても、よい練習になる教材だといえます。
「ひらがなよめるよブック」でひらがなを習得!
ひらがなの練習時期に送られてくる、ひらがなに特化したワークです。ひらがなシールを貼って遊んだり、文字を読む練習をしたりします。おなじみのキャラクターの存在で楽しめること間違いなしの内容です。
わが子は4歳になったばかりで、ひらがなの「よみ」の習得率は9割前後といったところ。ひらがなよめるよブックの効果で100パーセント習得の日も近そうです。
毎月送られてくる読み物で読み聞かせ
読み物は近くに図書館がない場合に、大いに役に立つことでしょう。いくつかのお話が収録された冊子が毎月送られてきます。
私も子供の頃、読み物が楽しみで仕方ありませんでした。ひとつでも多くの物語が読みたい一心で、母に必死に頭を下げて、ポピーとこどもちゃれんじの両方をやらせてもらっていた記憶があります。
なお、わが家は図書館にも通っているので、読み物には困っていません。しかし、ハードカバーの絵本より持ち歩きがしやすいのがメリットで、外出したときに重宝しています。特に、病院の待ち時間にはいつも読み聞かせています。
しまじろうがナビゲート。知育要素満載のDVD
育児をしていて「どうしても手が回らない!」というときに、大きな効果を発揮するDVD。おなじみのキャラクターたちが活躍するお話や、ひらがなや英語といった知育要素が入っていて、子供たちは夢中で観ます。
こどもちゃれんじのデメリットはどんなところ
こどもちゃれんじのデメリットは以下のとおりです。
知育玩具が増えすぎてしまって収納に困る
収納の悩みはこどもちゃれんじをやっている家庭からよく聞きます。知育玩具が充実しているのはこどもちゃれんじの大きな魅力であり強みです。しかし、同時に続けていると、だんだん収納に困る量になってきます。
特に、紙のタイプの知育玩具はすぐに傷むため管理が難しいです。自分で作る収納用の箱を付録にしてくれている知育玩具もあるのですが、紙製の箱はちびっこたちがあっという間に壊してしまうため長持ちしません。
「ディズニー英語システムの小型版みたいな、コンパクトな専用棚付きで売ってくれないかなあ!」というのが一年半分の知育玩具に囲まれた感想です。もちろん、「それこそ邪魔だ」と嫌がる人もいるでしょうし、通信教材で専用棚付きの仕様が難しいのもわかります。私は整理整頓が大の苦手なので、ぜひほしいのですが……。
保育園通いの子供は教材を消化するのが難しい
保育園通いのわが家は、DVD教材を見る時間があまりとれません。二回ほど見たらだいたいおしまいで、ちょっともったいないなと感じています。ディズニー英語システムといった別の教材や図鑑の付録のDVDも自宅にあるため、なかなか「もう一回同じのを見よう!」とはならないんですよね……。
ちなみにディズニー英語システムを始めたきっかけの記事はこちら
2019年リニューアル版ディズニー英語システム (DWE)を実際に購入。決め手はなに?
ワークも同様です。休みの日に自宅にいることが多い家庭なら消化できますが、保育園通いで休日外出の多い家庭では量をこなしきれず難しいでしょう。
わが家は月をまたいでしまうこともありますが、なんとかぎりぎりこなしています。
結論として、こどもちゃれんじはやったほうがよいの?
図書館が近くになく読む本に困っている家庭や、文字の練習や指先の運動に不安がある家庭にとっては、役立つ要素が凝縮した教材だといえます。
一方で、教材を消化する時間の確保や増え続ける知育玩具の管理は計画的に行わないと、教材を活用しきれず持て余してしまいがちです。保育園通いの家庭は特に時間を意識的に確保する必要があります。
わが家では、なんとか休日を使って教材を消化していますが、家庭によっては休日それだけの時間を割けないケースもあるでしょう。こどもちゃれんじを活かせるかは、親がサポートする時間を持てるかどうかにかかってきます。よく検討してから申し込むことをおすすめします。
無料資料請求もできるようです。
おすすめ記事
DWE(ディズニー英語システム)は高いのに効果なし? 驚きの成果
子供の理科離れ! 教育ライターが教える理科を嫌いにならないための図鑑選び