ノビコト

教育ライター 兼 双子母 が子供に関するあらゆる情報を発信

「SAPIX(サピックス)についていけない! やめたい!」と子供に言われたら

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SAPIXは素晴らしいカリキュラムで、成果を挙げている中学受験専門塾です。しかしその分、授業ペースはとにかく速く、学習サイクルが確立されていないとすぐに振り落とされてしまいます。授業についていけず、「もうやめたい」と言い出す子供は珍しくありません。

 

親としては、せっかく頑張ってきたのにどうすればよいのだろうと困惑してしまいますよね。この記事では元塾講師の目線で、SAPIXからの転塾先をどう選ぶべきかについて紹介します。

 

 

SAPIXについていけない子供の転塾

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SAPIXは成績上位20%の生徒のためにあるような、超難関に特化した塾です。上位20%の生徒にとっては、自分の能力を伸ばしてくれる最高の塾になり得るでしょう。しかし、それ以外の子供はついていけない自分に自信をなくしがちです。下位クラスの生徒でも難易度の高い授業を理解しなければなりません。

 

とにかく宿題量が多く、家庭での手厚いフォローは必須です。もちろんSAPIXに通ってうまくやっている共働き家庭もあります。しかし、多くは「平日フォローできないぶん、週末なんとかしようとして、せっかくの休みに親子喧嘩が絶えない!」なんて事態に。これでは親も子も疲弊してしまいます。

 

かなり向き不向きを問われる塾であることは間違いありません。勉強についていけなかったとしても、それが普通ともいえますので、お子さんを責めないであげてくださいね。

 

日能研・四谷大塚・早稲田アカデミーを検討しよう

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他の大手塾はSAPIXより速度が遅いため、子供の立て直しがしやすいでしょう。

以前こんな記事も書きましたのであわせて参考にしてください。

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以下は各塾の紹介です。 

 

圧倒的な生徒数。比較的スローペースな日能研

日能研はほかの塾よりスローペース。上位校・中堅校・下位校とさまざまなレベルを目指す幅広い生徒が集まります。とりわけ中堅校に強いことが売りです。

 

クラスによって難易度を分けた授業をするため、塾自体についていけなくなる心配が少ないです。生徒数が多いため、塾の有する受験データも豊富で、受験校選びでも信頼が置けます。

 

ただし、授業がスローペースなぶん、6年生後半の追い込みがあわただしくなりがちです。合否を最終的に左右するのが、受験前の過去問分析および苦手単元のやり込みであることを考えると、難関校を目指す生徒にとっては厳しいと言わざるを得ません。

 

受験校のレベルが高いほど、6年後半に親が全面的にサポートに回らないと、難しい部分が出てくるでしょう。

 

準拠校が数多く展開する四谷大塚

四谷大塚は直営校と準拠校でカラーが違います。準拠校に関しては千差万別なので、しっかり見学をして決めてください。塾長によって、だいぶクオリティが違うという印象です。しっかり成果を出している準拠校もあれば、指導をアルバイト講師に任せきりの準拠校もあります。

 

四谷大塚は中学受験の教科書として評価の高い「予習シリーズ」で知られています。ただしこの予習シリーズ、2012年に改訂されてから、難易度と速度が格段に上がりました。

 

SAPIXを意識した教科書作りとなり、とりわけ算数は以前の教科書に比べて半年先取りの内容になっています。ついていけない子供の対策をどうするかが問題です。

 

個別指導と集団授業を合わせて行っている準拠校もありますので、上手に組み合わせて活用するとよいでしょう。親が予習・復習を見るのが難しければ、それは個別指導と自習室での学習(および先生のチェック)に任せてしまうという手もとれます。

 

体育会系で熱心。問題数をこなしていく早稲田アカデミー

早稲田アカデミーは問題数をこなさせることで実力を養成する塾で、この3校のなかで一番体格系のノリがあります。大量の宿題と大量の演習についていけないと厳しいです。

 

ただし、早稲田アカデミーは宿題のチェックを入念に行ってくれます。できない問題はどこかはっきりわかるようになっているため、うまく活用すればグンと成績向上が可能です。

 

早稲田アカデミーの数をこなすアプローチは、応用問題や思考型の問題にはあまり強くないともいわれています。講師がしっかり相談に乗ってくれる体制のため、我が子にはどんな学習がよいかアドバイスしてもらうとよいでしょう。

 

大切なのが教室(校舎)選び! 同じ塾でもまるで違う

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塾選びと同じぐらい、どの教室に通うかが大切になります。教室ごとに教室長の方針やカラーの違いがありますから、見学の際に見極めましょう。

 

私語が多くて授業に集中していない教室は、講師の指導力もそれまでということです。体験授業以外の講師の様子も観察してください。体験授業を任される講師はたいてい名物講師ですから、そこでの印象だけがよくても、実際に授業してくれる講師が同様とは限りません。

 

面談の際には塾側の考える合格プランを尋ねてみましょう。具体的な解答をする塾であれば信頼が置けます。

 

 

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