【中学受験】願書の「子供の長所・短所」の書き方は。知らないとNG

娘は年齢の割に落ち着いていて、周りでトラブルがあったときにも、巻き込まれるのではなくできるだけ俯瞰しようとするところがあります。友達同士がけんかした際も、すれ違いをなんとかしてあげたいと、間に立って話を聞いていました。どちらに味方するわけでもなく、双方の気持ちを言語化し、すれ違いを解決しようとする姿勢に、親の私も学ぶ点がたくさんありました。

ガッツのあるひたむきな子

息子は何に対しても一生懸命に取り組みます。縄跳びが上達しなかったときは、自分で一日一時間と決めて、時間の合間を縫って一生懸命練習していましたし、スイミングスクールの昇級テストに落ちたときには、市民プールに通ってできなかった項目の練習をしました。親に言われて頑張るのではなく、自分で決めて頑張る姿勢は低学年の頃から一貫しています。

慎重で思いやりのある子

娘はとても慎重な性格で、周りをよく観察しています。そのため、状況の変化だけではなく、人の気持ちにもよく気が付きます。「困っている友達を見ると、すぐに気づき、声をかけている」と、小学校の先生からも何度か褒めていただいたことがあります。

子供の「短所」について問われたら

子供の「短所」について問われたら、最初に短所をあげて、続けてその短所が長所につながる部分を紹介するとよいでしょう。具体的には以下のとおりです。

興味に偏りがある子

息子は興味のあるなしがはっきりしていて、自分が好きなことには集中力を発揮しますが、興味のないことにはなかなかエンジンがかかりません。その分、ひとたび興味を持てば徹底的に学ぼうとします。たとえば、理科の星座の単元に興味を持ったときは、お小遣いで図鑑を買ってきてボロボロになるまで読み込み、北半球のみならず南半球の星座や星雲についても語ってきかせてくれました。

丁寧な作業が苦手な子

娘は丁寧な作業が苦手です。たとえばプリントのファイリングひとつとっても、一部がはみだして折れ曲がっているケースがよくあります。一方で、作業自体をこなすスピードは速く、なんでもテキパキと片付けます。

注意力散漫な子

息子は注意力散漫で、テストでもケアレスミスで失点するタイプです。しかし、本人も自分のそうした面をよくわかっていて、「どうすればケアレスミスを防げるのか」を真剣に考えています。見落としのないようマークをつけたり、見直しの優先順位をあらかじめ決めておいたり、自分ならではの方法を編み出して対処しています。

負けず嫌いで怒りっぽい子

娘は負けず嫌いで怒りっぽいところがあります。思うように実力が発揮できないと悔しくてたまらないようです。もう少し感情のコントロールをしてほしいと思うケースもあり、そうした場合には注意します。一方で、娘の怒りは、ときに一生懸命さにつながります。自分に甘えを許さず、物事に真剣に取り組む姿勢は、わが子ながら見習いたいです。