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ノビコト

教育ライター 兼 双子母 が子供に関するあらゆる情報を発信

中学受験の過去問ができない!いつから?何年分?やり方は?

中学受験の過去問を始めたのはよいものの、思いのほか解けず衝撃を受けている家庭も多いことでしょう。

 

この記事では、「中学受験の過去問はいつから何年分やるものなのか」「どうやって進めていけばよいのか」を元中学受験塾の塾講師が紹介します。

 

なお、秋からの勉強の仕方についてはこちらの記事でもまとめています。

【中学受験の過去問開始】小6秋からでも偏差値大幅アップ!www.nobikoto.com

 

過去問と同じ問題は出ない?過去問をやる意味とは

同じ問題が受験本番で出る可能性は低いのに、なぜ過去問をやったほうがよいのでしょうか。

 

一番の理由はなんといっても、受験校の出題傾向を把握するためです。学校ごとに問題の傾向は大きく異なります。出題傾向を把握していないと、「模試ではよい成績をとれているのに、過去問ではまるで点数がとれない」なんて事態にも陥りかねないのです。

 

また、過去問をやり込むことで自分の実力不足な箇所がはっきりします。受験に向けてどこを復習するべきなのか、秋頃になるとわからなくなる子供は多いです。過去問をやることで今復習するべき単元の優先順位がわかります。

子供がどういう出題形式に強いのか、あるいは弱いのかが把握できる点も重要です。

 

意外と忘れがちなのが、受験本番に向けたイメージトレーニングという側面です。初めて受ける模試と二回目の模試で大きく点数が変わる子供は一定数います。それも偏差値が二十近く伸びたケースを何人も見てきました。出題形式への慣れは実力を発揮する上で欠かせないのです。

 

中学受験の過去問はいつから?御三家・難関校・中堅校以下で異なる

志望校のレベルによって、過去問をいつからやるべきなのかは変わってきます。

 

御三家レベルは早いうちに

御三家やそれと同等の難関校であれば、夏から始めるのが一般的です。しかし、目を通すだけなら早いうちから始めてもよいでしょう。新六年生になってすぐに問題だけざっと見ておくと、受験への緊張感を持てるのでおすすめです。

 

難関校や上位校は9月から

難関校や上位校は9月から過去問をやるとよいでしょう。夏期講習である程度仕上がった状態とはいえ、あまり点数は伸びないはずです。しかし、それはみんな同じなので、ミスの傾向を把握して、どう合格ラインまでもっていくかを塾の先生に相談しましょう。

 

中堅校以下は11月から

中堅校以下の子供が過去問を始める時期は11月からで大丈夫です。夏が終わってすぐの時期に過去問を解いても、恐らくほとんど解けないでしょうから、あまり効率的ではありません。

 

過去問が全然解けない!合格ラインに届くには?

私が勤めていた塾でも、「過去問が全然解けないんだけど!」と嘆く声が秋には飛び交っていました。その状況は12月まで続きます。つまり、第一志望の合格ラインにギリギリ滑り込む子供はだいたい1月で結果を出します。

 

以下は第一志望に受かるためのひとつの目安です。

 

9月 

最低でも合格ラインの三割はないと厳しいです。

 

10月

合格ラインの五割を目指しましょう。

 

11月
合格ラインの六、七割はおさえたいところです。

 

12月
合格ラインの七、八割はとりましょう。

 

1月
合格ラインまで仕上げます。

 

第一志望の合格ラインにギリギリ滑り込むためには、このぐらいのペースで仕上げていきたいところです。なお、上記はあくまで合格ラインに滑り込むケースであり、余裕をもって臨む子供ももちろんいます。

 

過去問は過去何年分やり込む?志望順位や科目によって違う!

過去問を過去何年分やり込むのかは、受ける学校の志望順位によっても変わってきますし、科目によっても異なります。

 

第一志望校
国語 十年分
算数 十年分
社会 三年分から五年分
理科 五年分(余裕があれば十年分)

 

第二志望
国語 五年分
算数 五年分
社会 三年分
理科 五年分

 

第三志望以下
全科目 三年分

 

上記は、過去問のさかのぼり方のひとつの目安です。先生によって考え方は異なりますし、志望校の出題傾向が途中で大きく変わるケースもあるので例外はあります。

 

「社会だけなぜあまりさかのぼらないのか」と不思議に思うかもしれません。社会は「今」を反映する科目ですから、さかのぼればさかのぼるほど、時代とかみ合わない知識が出てきてしまいます。

 

子供がそのままわけもわからず、まるっと暗記してしまうリスクがあるため、社会の古すぎる問題は解かないようにしましょう。時事や公民分野に関しては大人が採点の際にしっかり目を通してあげたほうがよいです。

 

過去問に挑む際、これだけはしないで!

塾講師をしていると、過去問をやり込んでいる子供の中に「この子は時間を無駄にしている。なんとかしなければ」というタイプが毎年必ずいました。


過去問とどう向き合うかは受験の合否を左右します。にもかかわらず、解くだけ解いて解きっ放しの子供が毎年必ずいるのです。

 

もちろん、彼らも点数が知りたいので一応マル付けはします。しかし、それだけでは十分ではありません。間違えたところを理解するまで解き直す作業が大切です。

 

その場で模範解答を写すだけではダメなのに、成績の上がらない子供は揃ってそうする傾向にあります。

 

成績アップ間違いなし。正しい過去問との向き合い方って?

過去問をやり終えたら、まず採点し、問題集の間違えた問題のところに日付を書き込みます。その上で、先生のところに持っていて、捨て問はないか尋ねてください。

 

捨て問とは、受験本番に最初から解かない決断を下す問題です。とりわけ算数はすべての問題を解けるようには作っていません。あらかじめ捨て問の傾向も把握しておく作業が必要です。


次に解説を読み込んだ状態で、問題を解き直してみます。このとき、解説を開きっぱなしにはせずいったん閉じてください。解説を見ないで解けたら、問題集に△を書き込みます。


この△は自力で解けたことを意味しません。あくまで解説を読んだ直後に解けたという印です。一週間以上空けて、解説を読まずに自力で解けたら△を丸で囲みます。時間がかかった問題はチェックマークを打っておきましょう。後日、スピードアップするために改めて解き直します。

 

過去問をやる際は、仕上げの精度が要

過去問を解くだけなら受験生は皆やります。ほかの子供と差をつけるためには、正しいやり方を知っておき、最後まで仕上げる姿勢こそが大切です。家庭だけでは難しいでしょうから、塾に協力を求めましょう。

もしくは、塾と家庭教師や個別指導などの併用をして、フォローしてもらうのがよいでしょう。

元SAPIX・日能研・四谷大塚講師が運営。プロ講師が個別指導。

秋からが受験本番。気を引き締めて臨むことをおすすめします。

 

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