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ノビコト

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【小学一年生】集中力のない低学年の家庭学習をどうする?

元塾講師として低学年向けカリキュラムを担当したこともあったため、集中力のない子供とはこれまで多数出会ってきました。しかし、一番苦戦しているのはわが子への対応です。親の立場なので、塾講師時代とはそもそもの距離感が違っていて、先生と同様のアプローチはできません。この記事では集中できないわが子にどう対応してきたのかを紹介します。ちなみにわが家は今年度二年生です。

 

集中力がない子供は自習のスタートが遅い

わが子に限らず、かつての塾生を見ていてもそうですが、集中力のない子供は自習のスタートが遅いです。自習室での取り組みを見ていると、成績の上がりやすい子供と上がりにくい子供の違いははっきりとわかります。

 

「少し休憩してから」という断りのもと、ダラダラと経過していく時間……。親の立場だと「食事や睡眠の時間も確保しなくちゃいけないのに!」となりますよね。

 

わが子も「宿題をやって」と指示だけ出すのでは駄目で、目を離すとずっとソファの上で踊ったり本を読んだりしています。いざ勉強を始めても分単位で集中力が切れる傾向にあり、なかなか勉強が進みません。結局、つきっきりにならざるを得ないのがいまのわが家の課題です。

 

授業であれば意外と集中?

自習で集中できない子供たちが、授業中も集中できないかといえば必ずしもそうではありません。塾講師時代の経験を振り返ると、気の散りやすい子供たちが集中している場面もよく見かけるものです。


授業は自習よりも刺激があります。先生の能力や相性にも左右されるでしょうが、面白い情報を小刻みに出して関心を引ければ、子供は集中します。ずっと集中し続けるのは無理でも、目の前のことに集中するのは可能です。だから、講師はあえて五分ずつ内容をシャッフルさせながら授業を進めたり、ゲーム要素を取り入れたりとさまざまな工夫をします。

 

逆にメリハリのない授業だとぼんやりしたり席を立ったりする子供は出やすいです。もっともメリハリのある面白い授業でも、どうしても席を立ってしまう子供もいるので、そのあたりは個人差があります。

 

集中力のない子供の家庭での勉強はどうする?

勉強に関して、親からの指示は通りづらいものです。そんな中で家庭学習をどう進めていくかは悩ましいところ。ここでは、わが家における試行錯誤を紹介します。

 

学習習慣の定着化のため、だいたいの量を決める

宿題+通信教育など一日にこなす量を決めておきましょう。忙しいときや宿題が多いときは調整してあげればよいですが、あらかじめ目安を決めておいたほうがよいです。小学一年生の場合、このぐらい勉強するという目安を知るところから始めなければならないためです。学習習慣をスムーズに定着化させるために、だいたいのメニューを決めておいてください。

 

おもちゃや本を近づけない

リビングで勉強をさせる場合、手が届く範囲におもちゃや本がある環境になりがちです。しかし、集中力のない子供はそちらに気をとられてしまうため、必要のないものは遠ざけます。

 

イスをガタガタする子供はローテーブルで

何度注意してもイスをガタガタしてしまうタイプの子供は、ローテーブルで勉強をさせたほうが効率的です(わが家はそうです)。イスをガタガタしているうちに姿勢もどんどん崩れて、ますます上の空になりがちなので、最近は学習時にはローテーブルをよく使用しています。

 

どこまでやったらおしまいかを一番最初に告げる

宿題と家庭学習をする場合、なにをどこまでやったら終わりなのかをあらかじめ子供に告げておきましょう。やる内容を教えていないと、本人の中で見通しが立たず、ダラダラしてしまいがちです。

 

ダメ出しは逆効果。褒めるところがなければ実況してみる

勉強になかなか取りかからず進みも遅いので、親のイライラはいつしかMAX。つい小言が口を突いて出そうになります。しかし、ダメ出しばかりするとやる気をそいで逆効果です。

できるだけ、取り組みの中でよかった点を伝えています。よかった点がない場合は「いまイスに座れたね」「机に向かえたね」「鉛筆と消しゴムの準備ができたね」など、できたことをそのまま口に出しています。もはや実況です。

でも、「早くやりなさい」と叱るより「これをしたね」のほうが本人のモチベーションアップにつながりやすいのはたしかです。

 

タイマーをかけて短い休憩を細かく挟む

「ここまでやったら飴を舐めていいよ」「ここまでやったら五分休憩」などわかりやすい目標を小刻みに設けて、ショートステップ方式で達成感を得られるようにしています。なお、休憩をとる際にはタイマーが必須です。「まだ五分経ってない」などの押し問答にならないよう、確実に切り上げられるようにします。いちいち手動でタイマーをかけるのは手間なので、アレクサにお願いしています。

 

子供がぼんやりしているときの指示は具体的に指さしで

子供がぼんやりしているときに、「早く勉強しなさい」「がんばりなさい」といったあいまいな呼びかけをしてもまず空振りに終わるので、わが家では「このページのこの字をここに書いて」と具体的に該当箇所を指さしながら指示を出しています。まずは解いている問題に意識を向けさせないと、なかなか始まりません。

 

集中力のない子供は見通しが大切

わが子は友達と遊ぶ予定のある日だけは、スピーディーに勉強を片付けます。つまり、楽しくない勉強でもそれを終わらせることでなんらかの魅力的な報酬(この場合は友達との遊ぶ時間)を得られるのであれば、頑張れるタイプです。

 

お子さんが同じタイプなら、目標と報酬を設定し、それを達成するためのプロセスを共有してみることをおすすめします。

 

あとは記事内で紹介したような具体的な対策が必要です。ただ、わが家も学習が軌道に乗っているとは言い難いので、改善点を模索中です。なにか新たな気づきがあった際には追記していきます。

 

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