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小学一年生の宿題が多い。宿題をやらない子供への対処法は?

わが家の双子も小学一年生になりました。小学一年生になって一番驚いたのは宿題の多さです。この記事では、元塾講師兼教育ライターが、小学一年生の宿題をどう乗り越えていくかについて紹介します。

 

小学一年生の宿題は膨大である

導入文に偉そうなことを書きましたが、わが家も乗り越えられているとは言い難い状態です。宿題の提出こそできているものの、毎日がいっぱいいっぱい。「一日の時間の使い方として宿題の比重がちょっと重すぎやしないか?」と頭を抱える日々です。

一年生に入ってからの勉強の仕方は以下の記事で紹介しています。

小1のたし算でつまずく。チャレンジ一年生やおすすめドリル - ノビコトwww.nobikoto.com

↑のタイトルからもわかるとおり、「宿題だけ」をしているわけではないので、なおのことタイムスケジュールの中で占める比重の大きさが悩ましいわけです。

 

現時点でのわが家の小学一年生の宿題(最近まだ増えたバージョン)は以下のとおり。

国語のプリント一枚(15分~30分)
算数のプリント一枚(3分)
国語の音読(10分)
計算練習(5分~15分)

これが毎日課されます。

所要時間はだいたいの目安です。途中の「休憩」も入れると、だいたい一時間はかかります。中学受験する予定がある子供ならまだしも、地元の公立に行く予定の一年生の宿題としては多いです。


しかも、多くの家庭がやっている「チャレンジ一年生」をわが家もとっているため、国語一回分と算数一回分であわせて+10分~15分、毎日計算ドリルを一回分ずつやっているので更に+5分~20分です。

 

小学一年生のルーティンとしてはかなり大変だと思います。急いで終わらせないと外遊びする時間が確保できません。

 

帰宅してからのルーティン。遊ぶ時間が少ない!

わが家の帰宅後のルーティンを紹介します。

 

15時5分ごろ 帰宅
15時5分~15時半 手洗い・おやつ
15時半~16時 荷物の片付けと明日の用意←ここをもう少しテキパキやってほしい
16時~17時(時間がかかると17時半)宿題・勉強
17時~18時 外遊び
18時~19時 家遊び
19時~20時 夕飯
20時~20時半 風呂
20時半~21時 着替え・ドライヤー・歯磨き・就寝準備

 

私はフリーランスとして仕事をしていて、諸事情で今は学童などを利用していません。仕事も子供が学校に行っている間のみやっています。それでも、このタイトなタイムスケジュールにグルグル目を回しているので、まして両親共働きで外に働きに出ている家庭はもっと、悲鳴をあげていることでしょう。

 

ちなみに、他県の友人もほぼ同じ宿題内容でした。この量がスタンダードだとすると、全国津々浦々の小学生家庭はみなゲッソリしているのかもしれません。

 

宿題量が多いことでのメリットも

毎日こなすのが大変なぐらい多い宿題ですが、元塾講師の目から見ても、「宿題の内容自体はとてもよい」という印象です。確実に基礎が身に付く内容に絞られています。

 

もちろん、飛び抜けて「デキる」子供にとってはただただ負担でしょうが、多くの子供にとってはやる意義のある宿題です。親が教育熱心でなくても、この宿題を毎日こなせば学校の基本的な勉強についていけなくなることは少なそうです。

 

宿題を早く終わらせるための方法

小学一年生の多くは、宿題を片付けるまでにやたらと時間がかかってしまいます。細かく休憩をとるし、気をとられてすぐ手がとまるし、見守る親としてはイライラしてしまうかもしれません。

 

塾講師をしてきた経験からも、一年生から集中してテキパキ問題を解く子供は稀です。みんな放っておくと、キョロキョロしたり落書きしたり空想に耽ったり話を始めたりします。

 

そうならないためには、「ここまでやったら何分休憩」の線引きをはっきりさせておく必要性があります。休憩もご褒美のひとつです。そして、一年生はご褒美があまりに先にあると頑張れません。こまめに短くてもよいので休憩を入れてあげてください。五分ぐらいで大丈夫です。

 

また、これは塾でもそうですが、問題を解く前に目標時間を共有しておくことが大切です。「何分ぐらいで解けそう? 目安はこのぐらいだよ」と子供と話してから問題に挑みましょう。

 

なお、わが家の場合は宿題をやっている間に「アメを三個まで食べてよい」というルールを決めています。疲れてくると、ペースが落ちるためです。時間を守るため、タイマーをかけて取り組んでいます。

 

宿題自体をやらない子供

宿題自体をやらない子供にはやらないなりの理由があるので、「いいからとにかくやるように」と圧をかけるのは逆効果です。実際、塾でもそういうアプローチの先生の下だと、子供はますますやる気をくじかれます。

 

やらない理由として多かったのは、「宿題の内容の一部あるいは全部が理解できないため、やると自信をなくすから」というケース。しかし、本人に尋ねると、大体の場合「面倒くさい」のひと言だけ返ってきます。まずは子供がどこまで理解しているのかを確認してみましょう。


一年生で勉強についていけないと、のちのち取り返すのが大変なので、週末を使ってもっと基本からやり直させてみることをおすすめします。

 

それ以外の理由で宿題がやりたくない場合は、担任の先生と一度相談してみるのも手です。皆と同じことができたとして必ずしもそれが正解ではありません。本人が前向きに小学校に通えるためにはどう対応するべきなのか、学校での様子を聞きながら話し合ってみるとよいでしょう。

 

小学一年生の宿題は多い

小学一年生の宿題は多いです。子供本人は勿論、親も相当、学習習慣を軌道に乗せるまでに苦労することでしょう。

 

じっくり取り組むことも大切ですが、帰宅後の勉強時間が膨れ上がりすぎると親にとっても子供にとっても負担です。なるべくスピーディーにこなせるよう、目標時間を共有して何度か休憩を挟みながら進めることをおすすめします。

 

もし、経済的な事情が許すのであれば、教育サービスにアウトソーシングしてしまうのもよい方法です。親だけで抱え込まないようにしましょう。

 

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