ノビコト

教育ライター 兼 双子母 が子供に関するあらゆる情報を発信

【中学受験をやめたい!】やめるかどうかの決断。子供のやる気がなくなってしまったら

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「中学受験をやめたい」と子供に言われて、頭を抱える保護者は少なくありません。この記事では中学受験をやめるかどうかの判断基準について紹介します。

 

「塾が嫌?」「勉強が嫌?」やる気をなくした子供へのヒアリング

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まずは子供と腰を据えて話をしてみましょう。中学受験をやめたくなる原因は人それぞれです。子供が中学受験をやめたくなったその原因がなにか、特定することから始めてください。

 

このとき、問われるのが「親の聞く姿勢」です。子供の話を聞くことに重点を置き、自分の意見や叱責の言葉は一旦しまっておくとよいでしょう。子供が安心して本音を打ち明けられる環境をつくることが大切です。

 

子供が中学受験を嫌がる代表的な原因とは

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塾講師時代に経験した、子供が中学受験を嫌がる代表的な原因は以下の3点です。

・中学受験専門塾の講師と相性が悪い
・中学受験のための勉強についていけない
・中学受験専門塾の宿題が多く、遊ぶ時間を確保できない

 

子供と塾講師の相性が悪い場合、親はどうするべきか

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塾講師のことが嫌いで、塾に行きたくない場合、その塾講師が集団授業の塾講師か個別指導の塾講師かによって、とるべき行動は変わってきます。

 

集団授業の塾講師と合わない場合

集団授業の塾講師と合わない場合は、講師交代を求めても実現する可能性は低いです。曜日や時間帯を変更して、移れるクラスがある場合はそちらを選びましょう。

 

問題は移れるクラスがない場合です。塾講師が著しく問題のある行動や言動をしている場合には、教室長にその旨を伝え、改善を求めましょう。

 

子供が塾講師のどういった点に反発しているのかを、具体例を挙げて説明できるようメモの準備をしておいてください。

 

たとえば「子供が塾講師を嫌いだと言っている」とだけ伝えても、塾側が効果的な対応をしてくれる可能性は低いです。しかし、「子供が塾講師のこういった言動を不審に思っている」と伝えれば、教室長から注意がいくはずです。

 

それでも改まらないのであれば、転塾を視野に入れましょう。

転塾を検討する場合は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。

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代表的な大手中学受験専門塾についてまとめてあります。 

 

個別指導の塾講師と合わない場合、親はどうするべきか

個別指導の塾講師と合わない場合は、教室長に塾講師変更を申し出ましょう。多くの塾では無料で講師交代に対応しています。ただし、条件つきの塾もあるため注意してください。

 

なお、子供によって、集団授業と個別指導のどちらが合っているかは違います。子供が今の塾に行きたがらないのであれば、指導形態から検討し直してみるのもよいかもしれません。

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筆者は個別指導・集団指導両方の指導経験があります。「指導形態を上手く使い分けないと、成績はなかなか上がらない」というのは、現場にいて実感するところでした。 

 

「勉強についていけない」ときには面談を

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子供が「勉強についていけない」場合はどうするべきなのでしょうか。確かに学習内容を理解できていないまま、中学受験専門塾に通うのは苦痛です。

 

その場合は教室長に電話し、三者面談(保護者・子供・教室長)、もしくは四者面談(保護者・子供・教室長・塾講師)の場を設けてもらいましょう。

 

「子供がどこでつまずいているのか」「成績を上げるために、どういう勉強法が必要なのか」を具体的に話し合う必要があります。

この際、決めておきたいのは以下の3点です。

 

目標 志望校もしくはテストの点数
期限 いつまでにどこまで単元を終わらせるか。
日課 毎日の学習習慣として、何をどれだけこなせばよいのか

 

勉強についていけない子供は「何を目指せばよいのか」「何をいつまでにやればよいのか」「どうすれば成績に結びつくのか」がわかっていない状態です。「こうすれば、必ず成績は上がる」というプロセスを明示してもらってください。

「宿題が多く、遊ぶ時間を確保できない」と言われたら

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中学受験は学年が上がるごとにスケジュールがタイトになるため、小学6年生にもなると、空いた時間のほとんどを勉強に当てる子供も少なくありません。そのため、ストレスが溜まり、耐えきれなくなるというのはよくあることです。

 

こちらも対処法としては、3点あります。

 

・思いきり遊ぶ日を設けて、子供の気持ちを切り替えさせる
・志望校見学や説明会を通して受験へのモチベーションを高める
・塾を通して志望校のOB、OGに相談に乗ってもらう機会を設けてもらう

 

思いきり遊ぶ日を設けて、子供の気持ちを切り替えさせる

一生懸命な親ほど、子供が息抜きをさせる時間を作りそびれてしまいがちです。ここは思い切って子供が気持ちを切り替えられる時間をつくりましょう。丸一日遊べる日を用意してあげてください。

 

志望校見学や説明会を通して受験へのモチベーションを高める

「親が受験をさせたがるから受験勉強をする」という意識では、子供は継続的に勉強をすることができません。志望校に行くとどんな楽しいことがあり、将来につながるのかを実感する必要があります。

 

塾を通して志望校のOB、OGに相談に乗ってもらう機会を設けてもらう

大人の言葉ではどうしても子供に響かないこともあります。「勉強させられている」という気持ちを払拭するためには、同世代からの言葉が効果的です。

頼めば、OB、OGに声をかけて招いてくれる塾は多くあります。

一度、中学受験についてよかった点、嫌だった点などを語ってもらう場を設けてもらってはどうでしょうか。

 

実際に中学受験をやめる決断をする場合

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子供がどうしても「中学受験をやめたい」という場合は、やめる決断を下すのもよいでしょう。中学受験をやめる決断をする時期は、小学6年生の春までがひとつの目安です。

 

難関校受験を目指している場合は、学年が上がるごとにスケジュールがタイトになっていきます。とりわけ6年生が始まると、難関校対策に力が入り、こなさなければならない勉強量が大きく増えます。早いうちにやめたほうが費用面や精神面から考えておすすめです。

 

また、塾で頑張って勉強しているのに、偏差値が40に届かないという場合も中学受験を考え直す目安といえます。

「中高一貫校に入ることで高校受験をしないで済む」という以外の、メリットが少ないためです。

 

ただ、志望校にどういった魅力を見出しているかはその子供によって異なります。学業や進学先以外に価値を見出しているのであれば、受験勉強を継続してください。

 

やる気のないまま受験に臨み、不合格になったとき、挫折感にさいなまれる子供は多いです。成功体験をいかに積み重ねられるかが子供の自信につながります。無理をしてまで中学受験をすることはありません。


公立校には公立校の魅力があります。子供と話し合い、記事で挙げたような対応をとってみて、それでもやめたいという場合は子供の意見を受けいれてあげるとよいでしょう。

 

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