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ノビコト

教育ライター 兼 双子母 が子供に関するあらゆる情報を発信

中学受験に全落ち。SAPIX・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミー、大手塾でもあり得る!

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塾講師時代の体感として、「全落ち」する子供は体感的に20人中に1人でした。これは地域性や塾の方針によって大きく左右されるので、全国的な平均ではありません。この記事では、中学受験における全落ちの背景について見ていきます。

 

 

中学受験において全落ちする人っているの?

中学受験で第一志望に合格できる割合は3人に1人と言われます。第一志望に行けない子供のほうが多いのです。よって全落ちするかどうかは、併願校選びによって決まります。

 

塾に通っている場合は、ベテランの先生に相談に乗ってもらい、受験先を慎重に見極めなければなりません。SAPIX・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミーなど大手塾では、長年蓄積してきたノウハウをもって、生徒が全落ちしないよう懸命にサポートしています。

 

かわいい教え子が受験に失敗する姿を見たい塾講師はいませんし、「全落ち」は塾の評判や信頼にもかかわる問題です。当然ながら塾側も必死になります。

 

しかし、当日の体調が悪かったり、本人の意向によって難関校しか受けなかったりすれば、容易に「全落ち」の状態に陥ってしまうのです。

 

全落ちを防ぐための方法ってあるの?

全落ちを防ぐためには以下のポイントを押さえてください。

 

・体調管理を徹底する
・滑り止め校の更に滑り止め校を用意する
・塾と何度も相談を重ねる

 

私は大学受験の際、4つの大学を受けました。第一志望から第三志望までは受かったのですが、あろうことか第4志望だけ「補欠」からの「不合格」。

 

第4志望の試験日は、扁桃腺が腫れていて、帰宅してから体温を計ったところ39度台の高熱でした。冬は風邪をひきやすい季節ですし、インフルエンザにかかる可能性も高いです。体調管理を徹底しましょう。

 

一方で、どんなに用心しても、ウィルスの侵入は完全には防げないもの。滑り止め校に落ちた場合に備え、滑り止め校の更に滑り止め校を受験するようにしてください。

 

悔いを残さないためにも、受験校の選定は塾任せにしてはいけません。先生の選定が甘ければ、全落ちもあり得るのです。先生の選定に疑問があれば、どんどんぶつけていきましょう。

 

私立に落ちたら公立へ? 併願校を選ぶ上での心得

受験校を選定する際には、「全落ちを避けるため、絶対受かる学校を押さえておけ」と言われます。それはそのとおりなのですが、受かっても行きたくない学校では意味がありません。以下、併願校の選び方を紹介します。

 

私立中学進学のコストパフォーマンスを考えてみよう

中学受験に臨む家庭の中には、「レベルの低い私立中学校に高いお金を払って、長い時間をかけて通うぐらいなら、公立中学校に行ったほうがマシ!」と判断するケースもあるでしょう。


まず、学習費を比較してみます。平成28年度の文部科学省の「子どもの学習費調査」によると、公立中学校と私立中学校には大きな差があります。

公立中学校 47万8,554円
私立中学校 132万6,933円
比率 1:2.8

ここで注意しなければならないのは「学習費」というのは、「学校教育費」「学校給食費」「学校外活動費」の合計である点です。内訳は以下のとおり。

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つまり、学校教育費だけ見ると、私立中学校は公立中学校の約7.5倍の額にのぼる計算になります。かなりの大差です。私立中学に進学する選択に、それだけの価値があるかを考える必要があります。

 

中学受験をやめる。私立中学進学を考え直す偏差値ボーダーライン

偏差値の低い私立中学校はたくさんあります。しかし、「偏差値の低い私立中学校に進学して、わが子にメリットがあるかどうか」は慎重に検討しなければなりません。


進学するかどうかを考える上で、ひとつの目安が「子供の偏差値が小学6年生になった段階で平均して40以上あるか」です。

 

偏差値が40に満たない子供は、受験勉強をしていても内容についていくのが困難で、勉強に大きなストレスが伴いやすい傾向にあります。ストレスフルな状況を一定期間続けてまで私立中学校に行く必要性があるのかどうかを、いま一度考えてみてください。


一般論としては、偏差値40以下の私立中学校は、メリットより費用負担のほうが大きいです。大学進学を考える上での見返りは少ないでしょう。ただし「大学進学を見据えて受験するのではなく、課外活動や校風に魅力を感じて」ということであれば話は別になります。

 

首都圏以外の地域では、公立中学校のほうが魅力的なことも

私の住んでいる地域はいわゆる「公立王国」です。優秀な公立がたくさんあります。そのため、「超難関中学校に受からないのであれば、公立中学校でもよい」というケースを何件か見てきました。「公立王国」の地域では、受験校の偏差値を高めに設定することが可能です。

 

中学受験に全落ちした場合には、子供のケアが大切

中学受験に全落ちすると、子供だけでなく親も、大きなショックを受けます。中学受験は「親の受験」ともいわれますから当然です。

 

しかし、子供の前で落ち込んだ姿を何日も見せるのはおすすめしません。子供の挫折感を後押ししてしまいます。全落ちした子供は本当につらいもの。ショックでしばらくの間、ストンと表情が抜けてしまった生徒を見たことがあります。痛々しくてかわいそうでした。

 

もし全落ちしてしまった場合、子供の苦しみをまずは受け止めましょう。その後は気持ちを切り替えられるよう、進学先の公立中学校について調べるとよいです。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

【全落ち】中学受験失敗。元塾講師が教える、全ての受験校に落ちた場合にやるべきこと

 

全落ち後、親子でどう再スタートしていくかについてはこちらの記事がおすすめです。

【全落ち】中学受験で滑り止め校が不合格。その後の再スタートは?

 

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