ノビコト

教育ライター 兼 双子母 が子供に関するあらゆる情報を発信

【全落ち】中学受験で滑り止め校が不合格。その後の再スタートは?

f:id:nobikoto:20200206152020j:plain

中学受験の失敗はつらいものです。親子ともになかなか立ち直れずにいるケースも多いでしょう。私の勤めていた塾にも、全落ちになってしまった生徒はいました。

ちなみに全落ちの背景について書いた記事はこちらです。

www.nobikoto.com

この記事では元塾講師の目線から、中学受験に全落ちした親子が再スタートを切る方法を紹介します。

 

 

まずはひと休み。親子ともども気持ちのケアを大切に

f:id:nobikoto:20200206153242j:plain

中学受験に落ちてしまったら、まず気持ちのケアが大切です。

 

受験が終わると、塾によっては卒塾式を行うことがあります。中には「参加したくない」と言い出す子供もいるでしょう。「最後の機会だから」と無理強いはせず、子供が行きたくないのなら休ませてあげてください。塾側としても事情は理解しています。

 

首都圏であれば、小学3年生の2月から始めた長い受験勉強。子供も親もクタクタで当然です。ときには「なんのための時間だったんだろう」と暗い気持ちになるかもしれません。

 

けれど、中学受験レベルの問題をこなした経験は、公立中学校での勉強の基盤になります。加えて、受験に受からなかったからといって、子供の将来が閉ざされたわけではありません。少しずつ気持ちを切り替えられるよう、今はこれまで忙しくて我慢してきた趣味の時間を楽しみましょう。

 

私立中学校より公立中学校のほうが合う子供もいる

f:id:nobikoto:20200206153302j:plain

身も蓋もない話ですが、第一志望の私立中学校に合格したからといって、子供が幸せになれるとは限りません。

 

私立中学校では、同程度の学力レベルの子供たちが一斉にスタートを切ります。出だしでつまずいたり、要領がつかめなかったりすると、あっという間に勉強についていけなくなり、成績下位に転落しがちです。立校よりスピーディーかつ難易度の高いカリキュラムを採用している学校が多いですから、早々に成績差がつきます。

 

そのため、私立中学校に行ったがために自信を失って、勉強を嫌いになってしまう子供は一定数いるものです。塾講師時代にも「この子は公立のほうがよさを発揮できるだろうな」と思う子供はたくさんいました。とくに、真面目だけれど要領がよいほうではないタイプは公立中学校のほうが向いているはずです。

 

ムリをして私立中学校に入るより、公立中学校のゆっくりしたペースのなかで、成績上位を保てれば、そのほうがよほど子供の精神によい影響を与えます。

 

早い時期に将来に向けたビジョンを共有することが大切

f:id:nobikoto:20200206153418j:plain

叶えたい夢や目標をもって、中学受験を決意した子供も多いはずです。大切なのは、夢を実現するためにはどういうステップが必要なのかを逆算し、親子で早いうちに共有しておくこと。

 

夢を叶えるためにはどの高校・大学に進学すればよいのか、そのためには学内でどの程度の成績をとる必要があるのかを知っておきましょう。子供の中学生活のモチベーションを大きく左右します。

 

「私立中学校に落ちたら終わり」では決してないことを、子供に教えてあげてください。

 

公立中学校は塾代がかかる? 塾に通って勉強を軌道に乗せよう

f:id:nobikoto:20200206161446j:plain

塾選びも重要なポイントです。文部科学省の平成28年度「子供の学習費調査」によれば、公立中学校の子供のほうが、私立中学校に通う子供より、塾にお金をかける傾向があります。

 

公立中学校に通う子供の年額約24万円に対し、私立中学校に通う子供の場合、年額約20万4,000円。意外に感じられるかもしれませんが、私立中学校は補習授業をはじめ学習フォローが手厚いため、塾が不要になりやすいのです。反対に、公立中学校の学習フォローは手薄なので塾が必要になります。

 

塾選びにおいては、集団授業と個別指導の両方のコースがあるところがおすすめです。「得意科目は集団授業」、「苦手科目や単元は個別指導」と臨機応変に使い分けができると一番効果的でしょう。

 

個別指導は手厚いですが、目標を見失ってなれ合いになりやすいのが短所。子供によって向き不向きはありますが、おおむね集団授業と併用したほうが緊張感を維持できます。

 

個別指導で苦手なところをフォローできたら、集団授業に合流させてもらえるところを選んでください。集団授業との併用だと個別指導料が割安になる塾も多いです。

 

公立中学校入学で楽しい再スタートを

f:id:nobikoto:20200206153444j:plain

否応なしに4月から新しい場所で新しい学びがスタートします。子供が挫折感から立ち直るためには、小さな成功体験の積み重ねが欠かせません。

 

ただし、子供が中学受験に疲れてボロボロの状態なのに、親がよかれと思って「塾選びだ」「さあ勉強だ」と先走ってしまうのはあまりよくありません。まずは子供の気持ちを理解することが必要です。親子で話し合う時間をたくさん持つことをおすすめします。

 

おすすめ記事

www.nobikoto.com