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【2022年夏期講習の費用比較】サピックス・四谷大塚・早稲田アカデミー - ノビコト
いよいよ七月後半から中学受験本番に向けて夏期講習が始まります。夏期講習の予定表を見て、そのタイトさに驚いた家庭も多いことでしょう。
「夏は受験の天王山」と言われます。中学受験の大手塾は軒並み、夏期講習に注力するものです。では塾ごとにどんな特徴があり、どのぐらい費用は異なるのでしょうか。
- 難関中学校への高い合格率を誇るサピックス
- 塾生は夏期講習と8月特訓の両方が必修。四谷大塚
- 早稲田アカデミーの夏期講習は公立中高一貫校受験にも対応
- コストパフォーマンスがよいのはどの夏期講習?
- 中学受験において夏期講習の費用はだいたい同じ
難関中学校への高い合格率を誇るサピックス
「難関中学受験といえばサピックス」と言われるほどトップ校への高い合格率を誇っているサピックス。
サピックスの夏期講習は、入室テストもしくは公開模試を受けて入室基準に到達していなければ受講できない仕組みなので注意が必要です。
サピックスの夏期講習の内容は以下のとおりです。
首都圏、関西圏ともに基本同じですが、関西圏では小学四年生の「社会」は選択制なので注意してください。
費用は以下のとおりです。
小学四年生は関西圏で三科と四科(社会も含む)のどちらかを選択するため、費用が変わってきます。上記の表は四科の費用で、社会を選択せず三科の場合は84,700円です。
サピックスはとにかくスピーディーでハイレベル。宿題も多く、家庭学習の比重が大きくなりがちな塾なので、その点で親のサポート力が問われます。
塾生は夏期講習と8月特訓の両方が必修。四谷大塚
バランスのとれた塾であり、サピックスからの転塾も多い四谷大塚。直営校と提携塾のふたつの形態があることが特徴で、広い地域に展開しています。
今回紹介するのは直営校の夏期講習です。
四谷大塚の夏期講習
夏期講習の内容と時間はこのとおりです。四谷大塚の場合、未就学児に向けたカリキュラムも用意していますが、ここでは省略します。
費用は以下のとおりです。
上図だけ見ると、一見安そうですよね。たしかに四谷大塚はバランスがとれていて、コストパフォーマンス的にも評価の高い塾です。
しかし、夏期に限った話をすると、塾生は夏期講習だけでなく8月特訓も受講が必須なので、決して安くはないですね。たとえば、小6で塾生なら20万円を超えてしまいます。
四谷大塚の8月特訓
一学期の復習に注力したい人におすすめなのがこちらです。日数も費用も夏期講習よりコンパクトな仕様になっています。
提携塾の夏期講習については、各塾に確認してみてください。
四谷大塚の短期集中ベーシック講座
低学年限定の講座です。初めての塾通いという子供にも、受けやすい内容になっています。
早稲田アカデミーの夏期講習は公立中高一貫校受験にも対応
早稲田アカデミーは目的別にコースが細分化されているのが特徴です。地元の公立中学に通う予定なのか、国立もしくは私立中学を受験するのか、公立の中高一貫校を狙うのかによって必要な勉強は異なります。
早稲田アカデミーはそうしたニーズ全てに応えるコース編成になっています。
4科と2科の両方用意されているコースは、どちらかを選択します。
費用は以下のとおりです。塾生料金と一般料金が異なり、塾生はかなり割安といえます。
早稲田アカデミーは体育会系と言われます。塾の熱心な働きかけがあるのは頼もしいですが、子供によって合う合わないはあるかもしれません。
コストパフォーマンスがよいのはどの夏期講習?
各塾の小学6年生の夏期講習の、授業時間と費用を計算してみましょう。
サピックス
費用 210,100円
授業時間5400分+小テスト18日間1080分+テスト一日 計6480分(テスト以外)
四谷大塚
費用 夏期講習139,700円 8月特訓66,000 両方(塾生は必須)205,700円
授業時間6400分(夏期講習)+ テスト二日+授業時間4000分(8月特訓) 計10400分(テスト以外)
早稲田アカデミー(国立・私立の4科の場合)
費用 塾生172,700/一般219,300
授業時間8360分
こうして見ると、時間数的には圧倒的に四谷大塚のコストパフォーマンスが高いことがわかります。
中学受験において夏期講習の費用はだいたい同じ
6年生になると、どの塾も夏期講習だけで20万円前後の支出を覚悟しなければならないことがおわかりいただけたでしょうか。記事内で紹介した各塾の情報は今後変更される可能性もあるので、各塾のホームページでの確認をお願いします。
時間数では、四谷大塚のコストパフォーマンスが優れています。もし外部から受けるのであれば、あとは志望校合格実績、教師の指導力や塾のフォロー力、なにより「わが子が授業についていけるかどうか」を見て決めるとよいでしょう。そのあたりは校舎によっても異なるので、可能であれば見学しに行ってみてください。
塾講師時代、さまざまな生徒を見ていましたが、超難関校に合格する子の夏期講習の取り組み方は徹底していました。その日やった問題でミスしたところを自習室で完璧にやり直すのです。宿題のやり方も丁寧でした。
逆に言えば、自分のこなせるペースの授業進度と宿題量の塾を選ばないと、夏休みの学習は軌道に乗りません。外部から夏期講習を受ける場合は、注意が必要です。
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