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ノビコト

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子供に中学受験をさせるなら。親のサポートはどうあるべき?

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中学受験を乗り越えるには、親子の二人三脚が重要だとよく言われます。しかし、子供はまだ小学生。実際には親が子供を引っ張る形で、受験に臨むことが大半でしょう。

 

問われるのは親のサポートの仕方です。どのように子供に働きかけるかによって、子供の受験に対するやる気は大きく変わってきます。以下、気をつけたい点について考えていきましょう。

 

 

中学受験において親の果たすべき役割

中学受験において親の果たすべき役割とはなんでしょうか。代表的なものを挙げていきます。

 

中学受験はお金がかかる。必要な教育費を負担

たとえば大手中学受験専門塾であれば、だいたい3年間で200万はかかります。親はその教育費を負担しなければなりません。

 

加えて、受験時には受験料が一校につき2~3万必要になりますし、入学してからかかる学費は中高一貫の6年間で500万~600万。まとまったお金を用意しておかなければなりません。

 

受験勉強に向けて効率的なスケジュールの作成

受験に向けた学習スケジュールを子供が自力で立てるのは、難しいものです。塾に一任するのもひとつの手ですが、たいていそれだけではカバーしきれません。それだけ、大手進学塾の学習ペースはハードなのです。


まず塾に大枠でスケジュールを立ててもらいましょう。月のスケジュール、週のスケジュールです。その内容を受けて、やるべきことを一日ごとに落とし込んでいきます。

 

スケジュールがずれたら調整して、なるべく一週間のスケジュールに支障がないようにしてください。もし、支障が出た場合は、塾と共有しできるだけ一ヶ月のスケジュールにズレが出ないよう調整していきます。

 

受験合格のためには、わからない問題を残さないようにする

わからないところがあったら、問題集に付箋を貼って子供に持たせ、すぐに先生に質問してくるよう促しましょう。問題集に解いた日付を書き込んでいくと、あとで見返したときにわかりやすいです。

 

子供は説明を聞いただけで「わかった!」と理解した気になりがちなので、自力で解けるレベルになるまで何度でも解かせましょう。解説の直後に解けるのは当然です。期間を置いて再度挑戦したときに解けることが重要です。

 

わからないままになっている問題がないか、一週間のサイクルで確認することをおすすめします。

 

子供の勉強へのモチベーションを引き出す

どんなに優れたスケジュールを作成できても、どれだけ親が喝を入れても、子供にやる気がなければ上手くいかないのが受験です。

 

できないことを叱るより、できることをほめながらモチベーションを上げていくのが理想ですが、どうしてもわが子相手だとイライラしてしまい難しいもの。

 

子供によってベストな働きかけがどんなものかは違います。一度塾とも相談して家庭ではどうするべきかを聞いてみましょう。連携して子供の背中を押せるのが一番です。

 

中学受験する子供に対し、親が気をつけなければならないこと

中学受験をする子供に親がしてはいけないことにはどんなものがあるのでしょうか。

 

ありがち! 子供の受験勉強への過干渉は厳禁

よい結果を求める気持ちから、親はつい子供に対して過干渉になりがちです。しかし、それでは、子供が親の顔色を気にして指示を待つようになってしまう危険性があります。それでは子供の「自主性」を妨げかねません。


親が子供にしておきたいことは、受験を通じてのビジョンの提示です。なんのために受験するのか、いま頑張ることでどういう未来につながるのか、自分の考えを伝えてください。

 なお、思春期・反抗期の子供と中学受験についての記事はこちらです。

思春期・反抗期の男の子と女の子。親子で中学受験を成功させるために

 

無謀なスケジューリングはやめる

スケジュールはこなせなくては意味がありません。受験当日までの時間が限られているからといって、焦って内容を詰めこみ過ぎると、予定をこなすことができず、かえって子供の自信、やる気を削いでいきます。実現可能な範囲でスケジュールを立てましょう。

 

他の子と成績の比較をしない

わが子の出来が兄弟姉妹やお友達と比べて悪かった場合、親はつい悪気なく「〇〇ちゃんもできたんだし貴方もできるよ」といった言い回しをしてしまいがちです。

 

ただ、比べられるのは子供にとって苦痛なもの。自尊心を傷つけてしまいかねません。やる気を出させるために声かけしたはずが、逆効果になってしまいます。

 

テストの結果だけで叱らない

毎回テスト結果が出ると、親に怒られるのが怖くて泣きだしてしまう生徒がいました。結果はあくまで結果です。そこで叱っても成績が上がるわけではありません。

 

いろいろと言いたいこともあると思いますが、ぐっと堪えて、なにをすれば成績が上がるのか塾と面談の場を設けて整理してみましょう。

 

親は子供の受験をポジティブにサポートしよう

親の役目は、子供が勉強しやすい環境を整えてあげること、子供が頑張れるよう、子供の未来に期待を持たせてあげることです。できるだけポジティブなかかわり方で、子供のやる気を引き出す工夫をしてみましょう。

 

そうはいっても、共働きであったり家庭の事情であったりで子供のサポートをするのは難しい家庭もたくさんあります。面倒見のよい塾を探して一任してしまうのもひとつの手です。その場合は大手中学受験専門塾だけではなく地元の実績ある個人塾まで、選択の幅を広げてみてください。

 

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