中学受験本番を迎えるにあたり、注意しなければならないのが体調管理です。なんといっても受験シーズンは病気の流行りやすい冬。この記事では、元塾講師が当日発熱してしまったらどうすればよいのかについて紹介していきます。
受験本番。熱がある場合は別室受験? 振替?
受験当日に発熱した場合はどうすればよいのか、以下紹介します。
受験できそうな体調の場合
塾講師時代に見た限りでは、ちょっとした熱ならそのまま黙って受ける受験生が多かったです。生徒たちからも「鼻が詰まって微熱があったけど、なんとか頑張ったんだよー」といった報告はよく聞きました。
ただ、2020年はコロナの流行もあるので、例年よりも慎重に対策をとりたいところではあります。学校側もこの非常事態を受けて、体調不良時の対応を細かく定めているところが増えました。恐らく、2020年の非常事態を受けて学校側が培った受験生対応のノウハウは、2021年以降にも活かされていくはずです。まずは、要項をよく確認してみましょう。
なお、年々別室受験などの配慮をしてくれる学校も増えているので、ぜひ活用してください。学校ごとに対応は異なりますから、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
症状が重い場合やインフルエンザの場合
症状が重くて辛い場合、なによりインフルエンザの場合は欠席する必要が出てきます。ただ、欠席=不合格とは限りません。
とりわけ、今年はコロナの影響もあり、あらかじめ振替受験日を設けている学校があります。振替日の有無についても事前に確認しておきましょう。
欠席の場合、連絡を入れる時間帯は?
前日までに欠席するとわかっている場合は、すぐに連絡しましょう。当日の場合、受験直前の時間帯はどうしてもあわただしくなりがちです。早めの時間帯に連絡してみてください。
当日の持ち物。体調不良に備えておこう
熱以外にも頭痛や腹痛など、さまざまな症状で体調不良になることはあります。また、家を出たときには元気でも、緊張から体調が悪化する可能性も否定できません。
頭痛薬や胃薬、整腸剤など基本的な薬を持たせておいたほうがよいでしょう。もちろん、こうした薬には眠気などの副作用もあるので、使う際には注意が必要です。
女子は生理対策も忘れないように
女子は一応生理用品も持っていったほうがよいでしょう。若いうちは周期が整わず、急に生理が来ることもあるからです。
初潮がまだの子供でも油断は禁物。まさかの受験日に、ということもあり得ます。パニックになっては大変なので、対処法について説明しておいてください。なお、症状が重めの場合は、婦人科に相談しておきましょう。
本番に備えて体調を整えよう!
受験本番前になると、焦りから睡眠時間を極端に削って体調を崩す子供が一定数出てきます。必要な睡眠時間には個人差がありますが、最低でも6時間は眠って、体調を整えるようにしましょう。
受験生の睡眠時間についての記事はこちらです。
インフルエンザの予防接種も済ませておいてください。
頭痛の気配がある場合は、悪化してから薬を飲むと効きが遅いです。早めに対策をとるよう子供に伝えておくとよいでしょう。当日なにかあったときにあわてないで済むよう、別室受験や振替日について事前に調べておくことをおすすめします。
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