この季節は毎年、子供たちと一緒にキュウリやトマトを育てるのを楽しんでいるのですが、今年は二株買ったはずのキュウリが、気づいたらカボチャになっているという珍事が起き、植え替えるはめになりました。この記事では、「なぜキュウリがカボチャになったのか」について調べてわかったことを紹介します。
なぜキュウリからカボチャが生えるの?
結論を先に言うと、実生苗ではなく接木苗を買ったためです。
実生苗とは種から育ててそのままの状態の苗、対して接木苗は他の品種とくっつけて病気の対策をした苗を指します。
わが家はトマトをたくさん育てているのですが、トマトの場合、他のトマトと接木してある苗がほとんどです。
ところが、キュウリの場合はキュウリ同士で接木するわけではなく、カボチャと接木をするのが一般的なのだそうです。そのため、接木した台木のカボチャが育ってしまうと、カボチャが実ることがあるのだそう。
こんな記事も見つけました。
キュウリの葉の形が変! カボチャだと気づくまで
同じ品種を二株買って並べて育てていたのですが、気づいたときには明らかに葉の形が異なっていました。写真を見てください。
「ここまで育つまで気づかなかったのか?」と問われれば、「なにかがおかしいという疑念を持て余しつつ、せっせと水やりをして肥料もあげてしまった」としか答えようがありません。これも「キュウリの個性かなあ」で無理やり納得しようとしていたのですが、さすがにこの段階になって「個性が過ぎる」と悟りました。
最初「キュウリ 葉 変」などで検索をしたのですが、なかなかほしい情報にヒットしなかったため、これは自分のブログにまとめておこうと思った次第です。
とにかくも、明らかに片方はカボチャの葉で、キュウリの部分が見当たらなくなっていました。
下の二枚の写真を改めて見比べてみてください。
「このまま育てたらカボチャの実が収穫できて面白いかもしれない」とも思ったのですが、調べてみるとキュウリの接木苗に使われるカボチャは食用ではなく、食べてもおいしくないそうです。それでは困るので、やむを得ずカボチャは処分して新しく秋キュウリを植え直しました。
台木の部分が育ってしまうのを避けるには?
台木の部分から新しく葉が出て育ってしまうケースは、ミニトマトでよく経験しています。育ってきたら、早めに取り除くのが一番です。
実は、今年育てているミニトマトの中にも、「これ台木かな?」と思う枝が伸びてしまっているものがあります。油断しているとあっという間に伸びてしまいがちです。
育ってから切ると、切り口が大きくなってしまうので、チョロっと生えてきた段階で手で取り除くのがよいでしょう。
台木ではなく穂木を育てよう
植えるときにどこが接ぎ目なのかチェックしておくとよいです。接ぎ目より下が育ってきていないか、マメにチェックすることをおすすめします。もし育ってきたら取り除いてあげてください。
おすすめ記事