自粛期間、親子でベランダ菜園を始めました。ミニトマトとラディッシュを育てていたのですが、ミニトマトもラディッシュも一筋縄ではいかなかったです。
この記事ではベランダ菜園初心者が手探りで、ミニトマトにわいたコバエを駆除した話を紹介します。同じ状態で困っている人の参考になれば幸いです。
初心者がベランダ菜園を始めるも害虫対策で失敗。コバエ大発生
初心者が思いつきでベランダ菜園を始めたため、失敗はいろいろありました。
中でも肥料。量がわからずドンと大袋で購入してしまったのが第一の失敗です。あとで使用量の目安を見て「え、こんなに少なくてよいんだ!」とびっくりしてしまいました。
加えて致命的だったのが、有機肥料が多く配合されている肥料を購入してしまった点です。
ベランダ菜園に慣れている人には想像がつくことでしょう。有機肥料の多く配合されているものを追肥として土の上に撒いてしまったら、どうなるか。翌日、なにも知らないでベランダに出ると、プランターにはコバエとハエがたかっていました。
私と一緒に水やりのためにベランダに出た双子は茫然。「ギャー!」と母とじょうろを置きざりにして一目散に逃げ出しました。
「ミニトマト コバエ」で検索するも、該当の情報がない
とにもかくにも、ミニトマトを守らなければなりません。私は手元のスマホでひたすら、「ミニトマト コバエ」と検索をかけました。
しかし、ビンゴの情報がない。なぜか、検索結果にひっかかってくるのは、観葉植物にコバエがわいたときの対処法ばかりです。
いくつものサイトを見て、情報をかき集めて、なにが起こったのかは理解できました。
どうやらプランター栽培のミニトマトに、有機肥料を土の表面にまくのは危険で、化成肥料を使うべきだったということ。
そして、コバエはあろうことか、土の中におびただしい数の卵を産んでしまうということ。
おびただしい数の卵だなんて、血の気の引く話です。これは時間との勝負! しかし、時間との勝負だと判明した段階で三日経っていました。もはや一刻の猶予もありません。
恐怖に震える私が頼んだグッズが以下のとおりです。
結論として、これらは大正解でした。まず、コバエ撃退粘着剤。
めちゃくちゃ、本当にびっくりするぐらいくっつきます。効果は絶大で、全面コバエで埋め尽くされるため、とてもグロテスクです……。設置したあとでも、問題なく水やりができるので使い勝手がよく助けられました。
そしてオルトラン粒剤。オルトランはいろんな種類があるので買う際、注意事項をよく読んでください。
わたしが買ったものは一カ月ぐらい効果があるようでした。実際、撒いてから一カ月ぐらいで、時折ハモグリバエが葉っぱを食べにくるようになり、「ああ、薬の残留分がなくなったんだなー」とわかりました。
これを撒くと翌日、土の上に小さなうじが何十匹と出現するかもしれません。私のときはまさにそんな状態に陥り、思わず「ひっ……」とホラーマンガみたいな声が出ました。さては薬を撒くタイミングが遅すぎたのかと思い、恐怖に硬直したのです。
ただ、しばらくしてうじはどれも動かなくなったので、どうやら苦しくて土から逃げ出してきたようだということがわかりました。効果すごい。
とりあえず本来は定植時に撒くものだということなので、これからミニトマトに挑戦する人にはあらかじめ撒くことをおすすめします。残留した状態では、怖くて収穫できませんもんね。
スタンダードな虫よけ、コバエ用スプレー
スプレータイプで、コバエを追い払うのに役立ちました。独特のにおいがして嫌がります。天然防虫菊エキスを有効成分としているため、安心して使えてよかったです。
一番決定的に役に立ったのはこちら
しかし、上記3点はいわば対症療法。効果はどれも絶大でしたが、なかなか抜本的な解決とまでは至りませんでした。根本的に解決できたのは、赤玉土のおかげです。
大粒の赤玉土をプランターひとつにつき、一袋(3リットル)ドカドカドカッと入れました。最初はふたつのプランターに半袋ずつ使ったのですが、量が足りず元の土を覆い尽くすことができませんでした。できれば3センチ以上は埋めたいところです。
本当は、もともとの土を3センチぐらい取り除いてから、入れたほうがよいそうです。産み付けられた卵はどかしたほうがいいですもんね。でも、私は一度コバエのわいた土に触りたくなくて、そのまま投入しました。
有機肥料やもともとの土に、コバエが触れられないぐらいたっぷり入れてみたところ、見事にいなくなりました。赤玉土ありがとう! 大粒だと、石っぽい感じなのでコバエが住みにくいんでしょうか。
こちらの商品は2リットルなので、私が使用したものよりは一袋あたりの量が少ないですね。
記事で紹介した方法はあくまでわが家のケースなので、効果があるかどうかは状況によりけりでしょう。よければひとつの参考にしてみてください。
追記
2023年、土にコバエがわいたときにこちらのスプレーを使ったところ、翌日にはかなり減りました。そのまま、もう一度シュシュッとかけてみたところ、ほぼいなくなったのでびっくりです。
このスプレーのすごいところは、収穫間際まで何回でも使えるところ。よく効くのに天然成分でできているので安心です。
ちなみにこのスプレーのおかげで、他の葉野菜で増殖(目視で二十匹あまり確認)していたナメクジもまったく見なくなりました。
【簡単駆除】野菜にナメクジ大量発生。家庭菜園のプランターにこの対策! - ノビコトwww.nobikoto.com
口コミでも絶賛されていますが、まさに効果てきめん。よい商品が発売されて嬉しいです。
ただ、効果として「コバエ」「ナメクジ」と書いてあるわけではないので、あくまでわが家の話として参考にしてもらえれば幸いです。
☆コバエではなくアザミウマに困らされた年もあります。アザミウマが出ると皮が汚くなるので要注意です。
【家庭菜園】ボコボコミニトマトの影にミカンキイロアザミウマ?黄色の斑点なお、翌年以降の肥料はこちらにしました。
ミニトマト初心者におすすめ肥料はどれ?子供と育てるプランター野菜
☆こちらは、「知らないと損!」なぐらいおいしい品種についての記事なので、ミニトマトを育てている人にはぜひ読んでもらいたいです。
☆ミニトマトの根元の枝分かれの処理についてまとめました。
ミニトマトの根元が枝分かれ。接木苗なら台芽を切る、実生苗なら二本仕立ても!
☆夏休み、留守中の水やりはどうすればよいのかまとめました。便利なグッズがたくさんあります。
【子供の朝顔・ミニトマト】旅行中で不在のとき水やりはどうする?
☆サニーレタスのアブラムシに悩まされた記事です。
【駆除】ダイソーの防虫ネット内のサニーレタスにアブラムシが大量発生!
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